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平成18年10月27日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局技術安全部審査課 |
リコール対策室 |
(内線42352) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
<概要> 三菱ふそうトラック・バス梶i以下「三菱ふそう」という。)から、平成16年3月24日(リコール届出番号1056)、4月22日(同1076)、8月19日(同1204)及び12月17日(同1328)に前輪ハブのリコール届出が行われた。当該不具合は、平成14年1月10日、横浜市瀬谷区で歩行中の母子を死傷させる事故の原因となったもの。 今般、三菱ふそうより、対策品の前輪ハブを装着した大型トラック(生産時に対策品を装着しているためリコール対象外)において、前輪ハブが破損する事案が発生したため、車検整備等で入庫した車両全てについて亀裂のチェックを行うとともに、サンプリングによる詳細調査を実施し早急に原因究明を行いたいとの申し入れがあった。 国土交通省としては、三菱ふそうに対し、上記調査を厳格、確実かつ早急に実施するよう厳しく指導するとともに、これら調査等の結果を踏まえ、ユーザーに対する使用方法の周知、設計又は製造過程に起因する場合には再リコールの必要性等について検討することとしている。 |
(1) 車検・定期点検等で入庫した全車両について、亀裂の発生がないか等を磁気探傷によりチェックする。亀裂の発生が確認された場合には、新品と交換する。
(2) ハブ強度に余裕の少ない車両について、サンプリングによる詳細調査を実施し、早急に原因究明を図る。
三菱ふそうに対し、亀裂のチェック、原因究明調査を厳格、確実かつ早急に実施するよう厳しく指導するとともに、これら亀裂の状況、原因究明調査の検討状況について適宜報告を求め、(独)交通安全環境研究所のリコール技術検証部を活用しつつ国土交通省においても検討を
行った上で、ユーザーに対する使用方法の周知、設計又は製造過程に起因する場合には再リコールの必要性等について検討する。
平成14 年1月10 日 | : | 横浜市瀬谷区で三菱製大型トラクタの左前タイヤがハブ破損により脱落し、歩行中の母子を直撃する事故発生(1名死亡(母親)、2名負傷) |
平成16年3月11日 | : | 三菱ふそうが従来の説明を変更し、リコールを実施することを公表 |
平成16年3月24日 | : | リコール届出(対策品の検証に時間がかかるため、暫定対策として必要に応じて最新型ハブ(Fハブ等)又は新品ハブに交換) |
平成16年4月22日 | : | 対象車両の追加(206 台追加) |
平成16年8月18日 | : | 一部のハブについて、検証が終了したため恒久対策※に移行。 |
平成16年8月19日 | : | 対象車両の追加(2,617 台追加) |
平成16年11月24日 | : | 残りのハブについて検証が終了したため恒久対策※に移行。 |
平成16年12月17日 | : | 対象車両の追加(21,246 台追加) |
※ 「恒久対策品」は、一般貨物車約100 万キロ、ダンプ車約50 万キロで亀裂が発生しないレベル。
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