メニューを飛ばしてコンテンツへ進む
サイト内検索

 日本関係船舶における海賊等事案の状況について(2005年)
  世界における海賊等事案の状況について(2005年)

ラインBack to Home

 
平成18年2月3日
<問い合わせ先>
海事局外航課

(内線43365)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

  1.  2005年の1年間に日本関係船舶(邦船社が所有、運航、用船している外航船舶。)が海賊等(海賊及び海上武装強盗・窃盗等。)から受けた被害の状況について、我が国の外航海運事業者等から以下のとおり報告がありました。

    [概要]
    (1)発生件数
      2005年に日本関係船舶の中で、海賊等の被害(単に船舶に乗り込まれたものを含む)を受けた船舶は9件(前年:7件)ありました。
     [参考1]日本関係船舶における海賊等事案の発生件数の推移(過去10年)【別添1(PDF形式)】
     船籍別の内訳としては、日本籍2隻、パナマ籍6隻、香港籍1隻となっています。 (前年:日本籍1隻、パナマ籍5隻、キプロス籍1隻)
     また、被害船舶の中で日本人が乗船していた船舶は2隻でした。
    (2)発生場所
      発生場所は、インドネシア周辺海域を中心に、全て東南アジアで発生しています。
     [参考2]日本関係船舶における海賊等事案の発生場所(2005年)【別添2(PDF形式)】
    (3)被害状況
     海賊等による死者、行方不明者及び負傷者はありませんでしたが、3月に発生した日本籍タグボートの乗組員誘拐事件では、日本人船長等3名が連れ去られ、6日後に無事解放されています。
     発生事案を見ると、2003年までは錨泊・停泊中に襲撃される事例がほとんどでしたが、2004年以降航行中に襲撃される事案が多くなっています。
     また、銃器を発砲された事案、長刀や銃器で武装し侵入された事案、日中に乗り込まれた事案、侵入してきた海賊に巡視中の当直者が縛り上げられた事案が発生しています。
     [参考3]日本関係船舶における海賊等事案の被害事例(2005年)【別添3(PDF形式)】
    (4)その他
     1被害を受けた船舶では、見張り強化や巡回監視等の措置がとられていましたが、それでもなお被害に遭っているものがほとんどです。
     29件の発生件数には計上されていませんが、海賊が乗っていると思われる小型ボートに長時間追跡されながらも、アラーム吹鳴のほか、増速やジグザグ航行等の回避操船の実施などにより、追跡を振り切り海賊の侵入を防止した未遂事例についても数件報告されています。

  2.  国際海事局(IMB)から、2005年分の世界における海賊等に関する年次報告書(速報)が2006年1月31日に発表されました。
     [参考4]世界における海賊等事案の動向(2005年)【別添4(PDF形式)】

 PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。右のアイコンをクリックしてAcrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
 Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご参照下さい。

アクロバットリーダーホームページへ
(ダウンロード)

ライン
All Rights Reserved, Copyright (C) 2006, Ministry of Land, Infrastructure and Transport