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 第1回超高速船に関する安全対策検討委員会議事概要
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平成18年4月14日
<問い合わせ先>
海事局国内旅客課

(内線43402、43432)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

1.日時     
平成18年4月14日(金) 14:00〜15:30

2.場所     
中央合同庁舎3号館 国土交通省4階特別会議室

3.出席者

<委員> 

安富国土交通審議官(委員長)、矢部大臣官房技術総括審議官(副委員長)、星野 海事局長、杉山政策統括官、平田海上保安庁次長、平田海難審判理事所長(以上、 国土交通省) 小田巻増殖推進部漁場資源課長、山下資源管理部遠洋課長(以上、水産庁) 加藤委員、池田委員、田村委員、網谷委員(以上、学識経験者)  田中委員、寺田委員、佐久間委員、濱田委員、松廣委員(以上、メーカー) 藤間委員、古川原委員(以上、運航事業者)

<事務局> 

坂下企画課長、永松外航課長、岡田国内旅客課長、安藤安全基準課長、澤山検査 測度課長、後藤船員労働環境課長(以上、海事局)

4.議事概要

○ 安富委員長挨拶
鹿児島商船(株)運航のジェットフォイル「トッピー4」の衝突事故・最近の超高速船の衝突事故の状況及び国土交通省の対応、本検討委員会の設置趣旨、検討スケジュール等の説明等を行った。

○ 事務局より以下の説明を行った。
−鹿児島商船渇^航のジェットフォイル「トッピー4」の衝突事故の状況及び対応
−過去における超高速船と物体等との衝突事故の発生状況及び対応 等

○星野海事局長より、当面の緊急対策として超高速船を運航する国内旅客船事業者に対して、
 1シートベルトの装着の徹底等について、各運航事業者に対する運輸局による監視の強化を行うとともに、2 各運航事業者に対し、要注意海域等の拡大等を含む再検討及び当該海域における減速航行や基準航路変更等を図るよう徹底する旨の説明があった。

○加藤委員(欠席)より提出のあった資料について水産庁より以下の説明があった。
■鯨類の種類と音への反応性向
■鯨の生息海域
■捕鯨において使用する探知機の実態等 

○ 質疑応答
■ 衝突した物体が何であるかを明らかにすることが重要である。

■ シートベルトの着用義務化については、JR九州高速船鰍ナ行っている運送約款への取り込みを参考にできるのではないか。

■ 障害物に衝突すると基本的に緊急着水することになるが、当社の今までの衝突事例ではシートベルトを着用している人に負傷はなかった。

■ 今回の事故の原因、状況を分析することで、シートベルトの性能等について改良することが可能ではないか。

■ 鯨類探知装置とアンダーウォータースピーカー(以下、UWSとする)の効果について
→ 鯨類探知装置は音を出してその反射で、鯨の所在を探ると共に、その音により海面に浮かせる効果もあるが、単一周波数である。
→ UWSは音を出して、鯨に知らせる効果があり、広い音域を発することができる。但し、現在のところ、高い周波数の音を発生させている。

■ 探知装置の改良、UWSの改良、衝撃をやわらげる座席構造の改良等は検討ができるのではないか。

■  鯨の種類によってコミュニケーションをする周波数が異なるため、対象とする鯨の種類をつかむことが重要ではないか。今回衝突した物体が仮に鯨であった場合、ヒゲクジラの可能性が高いのではないか。

■今回の対象となる超高速船の範囲について
→ 35ノット以上で、翼走しているものに事故が集中しており、それを議論の対象に集中していきたい。

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