平成18年9月15日 |
<問い合わせ先> |
海事局外航課 |
(内線43302) |
TEL:03-5253-8111(代表)
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9月18日〜20日にマレーシアにおいて、「マラッカ・シンガポール海峡の航行安全、セキュリティ及び環境保全の推進に関する国際会議」(クアラルンプール会議)が開催されますので、お知らせします。
なお、会議の結果については、会議終了後、概要をまとめた上でお知らせします。
記
- 1.日程等
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日時 |
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2006年9月18日(月)〜20日(水) |
場所 |
: |
マレーシア(クアラルンプール)、イスタナホテル内会議場 |
主催 |
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IMO及びマレーシア政府 |
出席者 |
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当省 |
山本国土交通審議官 他 |
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外務省 |
須田国際テロ対策担当大使 他 |
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関係国等 |
沿岸国(マレーシア、インドネシア、シンガポール) |
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利用国(アジア諸国、欧米諸国等) |
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事業者団体(ICS、INTERTANKO等) |
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国際機関(IMO、IALA等) |
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- 2.主な議題
- (1) マラッカ・シンガポール海峡の航行安全、セキュリティ及び環境保全に関する現状と今後の取り組み
(2) マラッカ・シンガポール海峡通航量の動向
(3) 国際的協力枠組みに関する現状と将来の取り組み
(4) マラッカ・シンガポール海峡の航行安全及び環境保全に必要なプロジェクト
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(参考)
マラッカ・シンガポール海峡に関するクアラルンプール会議について(概況)
- マラッカ・シンガポール海峡は、海上交通の要衝であり、我が国及び他の利用国にとって極めて重要な交通路となっています。
- しかしながら、マラッカ・シンガポール海峡は、インドネシア、マレーシア、シンガポールの領海間にあり、各沿岸国の主権の問題が深く関係していることから、航行安全、セキュリティ及び環境保全に関する沿岸国と利用国との協力のあり方が必ずしも十分議論されてこなかった状況にありました。
- このような中、我が国は、輸入原油の約9割がマラッカ・シンガポール海峡を経由していることから、日本財団、日本船主協会、石油連盟、日本損害保険協会等からの支援により、マラッカ海峡協議会を通じ、航路標識の整備・維持管理、浅瀬の浚渫、沈船の除去などに貢献してきたところです。
- その一方、我が国政府及び日本財団による共同調査(9月15日公表資料「マラッカ・シンガポール海峡通航量調査について(中間発表)」参照)によると、同海峡の通航量は、この10年間で大幅に増加し、船型の大型化も進んでいることが明らかとなりました。また、中国や韓国などの東アジア諸国、産油国等の幅広い国々が受益している状況も明らかとなり、利用状況も変化しています。
- IMOは、沿岸三カ国との協力によるマラッカ・シンガポール海峡の航行安全、セキュリティ及び環境保全を推進するための取り組みを意図し、2005年9月、インドネシア政府との共催により、「マラッカ・シンガポール海峡に関するジャカルタ会議」を開催しました。
- 同会議では、負担問題も含め、沿岸国と利用国の協力のあり方について継続して議論すること等を盛り込んだ「ジャカルタ声明」が採択されました。
- 今回の「クアラルンプール会議」は、この「ジャカルタ会議」のフォローアップ会議として開催されるものです。我が国からは、通航量調査結果を紹介するとともに、マラッカ海峡協議会による貢献や将来の協力のあり方について、プレゼンテーションする予定です。

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