平成18年9月21日 |
<問い合わせ先> |
海事局外航課 |
(内線43302) |
TEL:03-5253-8111(代表)
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標記会議の結果概要について、以下のとおり、お知らせします。
- 日程等
日時 : |
2006年9月18日(月)−20日(水) |
場所 : |
マレーシア(クアラルンプール)、イスタナホテル内会議場 |
主催 : |
国際海事機関(IMO)及びマレーシア政府 |
出席者 : |
当省 |
山本国土交通審議官 他 |
外務省 |
須田国際テロ対策担当大使 他 |
関係国等 |
沿岸国(マレーシア、インドネシア、シンガポール)、
利用国(アジア諸国、欧米諸国等)28ヶ国、
事業者団体等(マラッカ海峡協議会、ICS、INTERTANKO等)、
国際機関(IMO、IALA) 等 |
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- 会議の状況
- 初日、主催者であるチャン・マレーシア運輸大臣の開会宣言とミトロプロスIMO事務局長の演説で幕を開けた本会議は、冒頭、沿岸各国代表からの挨拶に引き続き、ナジブ・マレーシア副首相の基調演説が行われた。
- その後、マ・シ海峡に関する現状、これまでの取組、協力のニーズなどのテーマ毎にセッションが開催された。各セッションでは、沿岸国や利用国などの関係国や海運事業者などの関係者からプレゼンテーションや意見表明が行われた。
- 日本からは、マ・シ海峡に関するこれまでの日本の貢献、同海峡の通航量の変化などに関するプレゼンテーション(別添1)を行うとともに、必要なプロジェクトの特定と優先順位付けの必要性などに関する意見表明を行った。
- 沿岸三ヶ国からは、マ・シ海峡の航行安全と環境保全のために必要なプロジェクトとして以下の6プロジェクトが提案された。
TSS(分離通航帯)内の沈船の除去
HNS(有害危険物質)への対応の協力
クラスB−AIS(船舶自動識別装置)の実証
潮流等の観測システムの整備
既存の航行援助施設の維持更新
津波被害の航行援助施設の復旧整備
- これらのセッションでの議論を受け、最終日に、
航行安全及び環境保全のため、沿岸国、利用国、海運業界、その他の関係者との対話と協力を促進するメカニズムを支持すること、
沿岸国から提案されたプロジェクトとマ・シ海峡の航行援助施設の維持・更新に資金を提供するメカニズムの確立に向けた協力を行うこと等に合意したことを主な内容とする「クアラルンプール声明」を採択した(別添2)。
声明の採択に当たり、我が国より、新たな国際的協力の枠組みの構築に向けた議論に政府及び民間の双方で積極的に貢献していくこと等を表明した。
- なお、同声明において、本年9月4日に発効した「アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)」に未加盟であるインドネシア及びマレーシアも、シンガポールに設置される情報共有センターに協力する意向があることが表明された。
- また、会議終了時に次回会議をシンガポールがホストする意向が表明された。
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