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 国際海事機関(IMO)第97回理事会の結果について
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平成18年11月13日
<問い合わせ先>
海事局外航課
国際機関条約対策室

(内線43361)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 11月6日から9日まで、ロンドンのセントラル・ホール・ウェストミンスターにおいて、第97回理事会(C97)が、理事国40カ国、オブザーバー国29カ国の参加により開催された。
 我が国からは、国土交通省及び在英日本国大使館による代表団が出席し我が国意見の反映に努めた。
 今次会合における主な結果は以下のとおり。

  1. IMO事務局長の2期目継続
      ミトロプロス事務局長(ギリシャ出身)(現在の任期:2004年1月1日〜2007年12月31日)から2期目継続(任期:2008年1月1日〜2011年12月31日)の意向が表明された。
      我が国は、ミトロプロス事務局長のこれまでの業績を高く評価し、2期目継続を支持した。我が国の他多数の国が支持を表明し、全会一致でミトロプロス事務局長の2期目継続が決定された。 

  2. IMOの戦略計画
     
    IMOでは、2年ごとに開催される総会において、「戦略計画(6カ年計画)」を決議している。次期総会(2007年11月)で「2008年から2013年にかけての戦略計画」を決議するため、特別ワーキンググループを設置し内容の検討を行うことが提案された。日本及びASEAN各国から、自国船員の状況や船員労働に関する法令体系等の説明の後、2006年海事労働条約の批准に向けた対応等について報告が行われた。
      我が国は、IMOにおける戦略計画策定は重要との認識のもと、ワーキンググループによる集中的な審議の必要性を支持し、特別ワーキンググループの設置が決定された。特別ワーキンググループは2007年3月と9月の2回ロンドンで開催されることになった。

  3. IMO加盟国監査スキーム
     
    IMO事務局より、本年9月から監査スキームが実施に移されたこと、これまで24カ国が監査受入を表明したこと等の報告があった。
      我が国は、IMOにおける監査スキームに関するこれまでの進展を高く評価する旨、また、我が国では2007年早期に監査を受け入れるべく準備を進めているなど監査スキームの進展に引き続き貢献していく考えである旨表明した。
     

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