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 日露合同油防除総合訓練(第1回NOWPAP油防除訓練)の実施について
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平成18年4月7日
<問い合わせ先>
港湾局環境・技術課

(内線46632)

TEL:03-5253-8111(代表)

海上保安庁
警備救難部環境防災課

(内線3907、3920)

TEL:03-3591-6361(代表)


 

 海上保安庁は、国土交通省港湾局の参加を得て、サハリン・アニワ湾において、日露合同油防除総合訓練を実施します。
 本訓練は、昨年1月に札幌で開催された「第4回日露油防除専門家会合 」においてその実施が決定されたものであり、同年11月に開催された「第10回NOWPAP政府間会合」では、本訓練をNOWPAP2 の初めての訓練としても位置付けることが決定されています。
 サハリンプロジェクトの進展に伴い、オホーツク海等における大規模な油流出事故の発生が懸念される中、海上保安庁では、これまでに、日本、中国、韓国及びロシア間の大規模な油流出事故発生時における協力等について定めた「NOWPAP地域油流出緊急時計画」について、その適用範囲にサハリンプロジェクトの鉱区を含めるべく、地理的な範囲の拡大を提案するなど、海洋汚染の防止に係る国際協力の推進を図ってきました。本訓練は、油防除への対応能力の向上及びこの分野における国際協力のより一層の推進を図るために実施するものです。
 本訓練には、海上保安庁の巡視船「PLHそうや(搭載ヘリコプター含)」、「PLえりも」及び国土交通省の大型浚渫兼油回収船「白山」の計3隻が参加を予定しており、これまでに海外で実施された油防除訓練への参加勢力としては最大の規模となります。また、 「白山」については、平成9年1月に発生したナホトカ号の重油流出事故以降、日本海及び北海道周辺海域における大規模な油流出事故に対応するために配置されており、今回、初めて海外での訓練に参加することとなります。
 なお、本訓練の実施に合わせて、稚内市においても、第一管区海上保安本部及び稚内海上保安部を中心に、関係者と連携して机上訓練を行う予定としております。

訓練概要(案)

  1. 参加予定巡視船等(予定)
     巡視船「そうや」  (第一管区海上保安本部釧路海上保安部)
     巡視船「えりも」  ( 〃  )
     大型浚渫兼油回収船「白山」 (国土交通省 北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所)

  2. 団長等(予定)
     団長:第一管区海上保安本部警備救難部長  他、総員約120名(巡視船等乗組員を含む)

  3. 主要日程
     5月10日(水) コルサコフ港において事前打合せ
     5月11日(木) 訓練
     5月12日(金) コルサコフ港において検討会 (訓練予備日)

  4. 訓練概要
    (1)ロシアの参加勢力等
     参加者:海洋汚染監視・海難救助調整庁、非常事態省、国境警備庁、民間会社 等
     勢力:海洋汚染監視・海難救助調整庁所有船、非常事態省所有航空機、民間会社所有船舶 等
     ※ 中国、韓国からも、勢力の派遣又はオブザーバーとして本訓練に参加する可能性があります。
    (2)目的
     油流出事故発生時における、日露及び関係各機関の連携、組織の対応能力の向上等を図る。
    (3)訓練内容
     アニワ湾において通航船舶とタンカーが衝突し、タンカー甲板上の火災発生、同船船倉損傷による800トンの油が流出するという想定の下、以下の3つのステージにより訓練を進行します。
     第1ステージ:捜索救助、消火訓練
     第2ステージ:流出油の回収
     第3ステージ:アニワ湾沿岸の海岸線の保護
     ※第2、3ステージは同時進行
    (4)訓練海域
    訓練海域


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