| 平成19年1月30日 |
| <問い合わせ先> |
河川局砂防部
砂防計画課 |
| (内線36103) |
| TEL 03-5253-8111(代表) |
国土交通省及び都道府県は、雪崩災害に対する国民の理解と関心を深めるため、毎年12月1日から7日に「雪崩防災週間」を実施し、雪崩災害の防止に努めているところです。
雪崩防災シンポジウムは、雪崩防災週間の目的でもある、防災知識の普及を図るために、国土交通省及び兵庫県の共催により、下記のとおり開催します。
- 平成18年度雪崩防災シンポジウム
- 開催趣旨
わが国は世界でも有数の雪の多い国であり、国土の約半分が豪雪地帯に指定され、そこに2,100万の人々が生活を営んでいます。
近年の積雪量の減少傾向にともない、人々は雪崩災害の恐ろしさを忘れかけつつあります。また、少子高齢化・核家族化などの進行により、地域防災力の低下・災害経験の伝承の機会が減るなどの災害に対するリスクは増加傾向にあります。
このような状況の中、平成18年冬の記録的な大雪(「平成18年豪雪」)により、14道県において100件の雪崩災害が発生しました。集落雪崩は28件発生し、死者1名、負傷者16名、家屋被害8戸の多大な被害が発生しました。また、冬期登山やスキー場等での冬季レジャーにおける雪崩事故も発生し死者・行方不明者14名、負傷者27名が被災しています。このため、雪崩災害について関係住民や観光客等への啓発が必要とされています。
兵庫県は、日本列島のほぼ中央に位置し、北は日本海、南は瀬戸内海を経て太平洋へ面し、歴史的にも文化的にも気候的にも特色を持つ五つの地域(摂津、播磨、但馬、丹波、淡路)からなっています。
県北部の但馬、丹波地域は全般に山が多く、兵庫県最高峰の氷ノ山をはじめとする山々が連なり、冬季にはシベリアから吹き込む季節風の影響により豪雪地帯となっています。
昭和38年の豪雪では、但馬地方は戦後最大の大雪に見舞われ、雪崩などの被害により死者17名、負傷者77名ならびに家屋の全半壊が203戸という甚大な被害が発生しました。また、平成6年にはスキー場で死者1名の雪崩事故が発生しています。
兵庫県においても「平成18年豪雪」では近年で最大の積雪を記録し、平成16年豪雨災害から復興途上にあった県民の生活に多大な影響を及ぼしました。
雪崩は身近なところで突然発生し、悲惨な被害となることから、雪崩災害から生命・財産を守るため、雪崩対策を推進すると共に、被害を最小限に抑える減災の考えのもと、災害文化を根付かせ、防災意識の向上を図るシンポジウムを、コウノトリの飛ぶまち兵庫県豊岡市で開催するものです。
- テ ー マ 「減災をめざした安全安心な雪国づくり」
- 開催期日 平成19年2月1日(木)〜2日(金)
- 会場 「豊岡市民プラザ」
兵庫県豊岡市大手町4−5アイティ7階
TEL 0796-24-3000
- 主催 国土交通省、兵庫県
- 後援
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消防庁、神戸新聞社、(社)砂防学会、全国スキー安全対策協議会、全国積雪寒冷地帯振興協議会、全国雪対策連絡協議会、(財)全日本スキー連盟、(財)日本鋼索交通協会、(社)日本山岳協会、(社)日本新聞協会、(社)日本雪氷学会、日本放送協会、(社)日本民間放送連盟、日本雪工学会 |
- 協賛
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(財)河川情報センター、(社)建設広報協議会、特定非営利活動法人砂防広報センター、(財)砂防・地すべり技術センター、(財)砂防フロンティア整備推進機構、(社)斜面防災対策技術協会、(社)全国治水砂防協会、全国地すべりがけ崩れ対策協議会、(社)雪センター |
- 協力 豊岡市、兵庫県治水砂防協会
- プログラム
| 2月1日(木) |
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| 12:00 |
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開場・受付開始 |
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| 13:00 |
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開会 |
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主催者挨拶 |
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国土交通大臣 |
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開催県挨拶 |
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兵庫県知事 |
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開催市挨拶 |
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豊岡市長 |
| 13:20 |
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雪崩災害防止功労者表彰(受賞者は別紙のとおり) |
| 13:40 |
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基調講演 上石 勲(独立行政法人 防災科学技術研究所 研究員)
「最近の豪雪における雪崩災害とその対応」 |
| 14:40 |
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パネルディスカッション |
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コーディネーター |
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森本 章夫(神戸新聞社論説委員室顧問) |
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パネリスト |
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和泉 薫(新潟大学教授) |
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中西 禮子(やまめ料理「阿瀬」経営者) |
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吉谷 義奉(植村直己冒険館長) |
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中貝 宗治(豊岡市長) |
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コメンテーター |
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亀江 幸二(国土交通省砂防部長) |
| 16:40 |
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特別講演 池田 啓(兵庫県立大学教授)
「コウノトリの野生復帰をめざして」 |
| 17:20 |
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閉会 |
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| 2月2日(金) |
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現地見学会(有料) |
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中村地区雪崩対策事業(豊岡市出石町中村) |
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兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市祥雲寺) |
※ 取材可(当日、会場受付にお越し下さい)
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