平成19年1月25日 |
<問い合わせ先> |
住宅局建築指導課 |
(内線39515、39519) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
平成18年6月23日に、国土交通省が特定行政庁に対し、(株)田村水落設計が関与した物件から42物件を抽出して耐震性等の調査・報告を行うよう依頼をしておりましたが、下記の物件において、京都市より、構造計算書の偽装等及び耐震性の不足があったとの報告がありましたので公表いたします。
記
現在の物件名 (確認時物件名) |
アパヴィラホテル京都駅前 (アパホテル京都駅烏丸口) |
アパホテル京都駅堀川通 ((仮称)アパホテル京都駅前ANNEX) |
建築主 | アパマンション(株) | アパマンション(株) |
設計者 | (株)町設計 (富山県知事登録) | タスク研究所 (東京都知事登録) |
構造設計者 | (株)田村水落設計 | (株)田村水落設計 |
工事監理者 | (株)町設計 | タスク研究所 |
工事施工者 | アパ建設(株) | (株)熊谷組北陸支店 |
確認年月日(当初) | 平成15年8月12日 | 平成15年8月18日 |
確認を行った機関 | (株)京都確認検査機構 (近畿地方整備局長指定) |
(株)京都確認検査機構 (近畿地方整備局長指定) |
所管特定行政庁 | 京都市 | 京都市 |
構造/階数 | S造/地上10階 | S造一部SRC造/地上11階地下1階 |
延べ面積 | 2,467.92m2 | 9,439.53m2 |
現在の物件名 (確認時物件名) |
アパヴィラホテル京都駅前 (アパホテル京都駅烏丸口) |
アパホテル京都駅堀川通 ((仮称)アパホテル京都駅前ANNEX) |
偽装等の内容 | ・柱断面の計算結果を改ざん ・施工時に、筋交いの設置が不可能な箇所がある旨工事監理者から問合せがあった際、検討計算を行わずに、筋交いの設置が不要であると回答したとのこと。 等 |
・筋交いの計算で、設計断面より寸法の大きな断面で検証。 ・施工時に、筋交いの設置が不可能な箇所がある旨工事監理者から問合せがあった際、検討計算を行って筋交いの設置が不要であると回答したとのこと(検討計算書は残っていない)。 等 |
耐震性等の状況* | ・一次設計(中規模地震による損傷の有無を検証)で多数のNG ・層間変形角が建築基準法の制限を超過 ・Qu/Qunが0.71(最小値) |
・一次設計(中規模地震による損傷の有無を検証)で多数のNG ・Qu/Qunが0.79(最小値) |
*施工状況を確認した上で建築主側が再計算した結果 |
【 参考1 : (株)田村水落設計について 】
・ | 開設者 | 田村直久 |
・ | 管理建築士 | 浜出慶彰(一級建築士) |
・ | 事務所登録 | 平成18年富山県知事登録(3)1282号 ※当初登録は平成8年 |
【 参考2 : (株)田村水落設計が関与した42物件*の調査状況について 】
調査対象件数 | 調査済み | 調査中 | |||
偽装あり 耐震性× |
誤りあり 耐震性○ |
違反なし | |||
42 | 25 | 2 | 4 | 19 | 17 |
*設計関連業務について所在特定行政庁においてサンプル抽出 |
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