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エレベーター等における強度の低い鋼材使用の実態再調査結果について
平成19年10月19日 |
<問い合わせ先> |
住宅局建築指導課 |
(内線39515) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
国土交通省では、 (社)日本エレベータ協会を通じて、エレベーター又はエスカレーターを製造している会員企業に対し、本来予定していた鋼材よりも強度の低い鋼材を使用したエレベーター又はエスカレーターがないかどうかについて、原則として会員企業が直接購入した鋼材を対象に実態調査を実施したところ、製造委託先企業が購入した鋼材に問題のあった案件が判明したことから、再度、会員企業製のエレベーター又はエスカレーターに係る製造委託先企業が購入した鋼材を対象に実態調査を行うよう要請していたところです。
今般10月18日に、同協会及び東芝エレベータ(株)より、予定していたSS400材に対し強度の低いSPHC材を一部の構造材に使用したエレベーターについての調査報告がありました。
※ | 本実態調査は、(株)日立製作所及び三菱電機(株)製のエレベーターにおいて、同様の問題が判明したことをきっかけとして行ったもの。 (株)日立製作所、三菱電機(株)及び東芝エレベータ(株)製を除く他のエレベーター及びエスカレーターについては強度の低い鋼材の使用はなかったとの報告を受けた。 |
※ | SPHC材の強度は、SS400材の3分の2程度 |
※ | 構造材:建築基準法上、所要の強度計算により強度を確保することが義務付けられている部材 |
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エレベーターの製造者 |
東芝エレベータ(株)(東京都品川区) | |
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強度の低い鋼材を使用した構造材の製造委託先 |
(株)金子製作所 (東京都大田区)(委託先)、 | |
錦中央工業(株)(東京都立川市)(再委託先(鋼材の購入を含む。)) | |
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鋼材の購入先 |
鈴木鋼材(株)(東京都八王子市) | |
※ 以上4社の関係については別紙1参照 |
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エレベーターの種類 |
ロープ式エレベーター(乗用、人荷用) | |
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製造期間及び台数 |
2000年11月〜2007年9月に製造した423台 | |
※ 都道府県別の台数については別紙2参照 | |
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構造材として予定されていたSS400材に対しSPHC材が使用された部位 |
マシンビーム(巻上機支持材) | |
※ 別紙3の図を参照 |
(1) | 強度の低い鋼材が構造材に使用された東芝エレベータ(株)製のエレベーターについて、建築基準法第12条第5項の規定に基づき東芝エレベータ(株)から報告を求め、建築基準法に定める基準に対し強度上問題がないことを確認するよう、都道府県を通じて当該エレベーターの所在地の特定行政庁に要請する。 | |
※ | 特定行政庁において、建築基準法に定める基準に対し強度が不足していることが確認された場合は、当該エレベーターの所有者等に対し、是正計画の提出及びそれに基づく是正措置の実施を求めるとともに、是正措置が講じられるまでの間、積載量の制限等により安全対策を講じるよう指導 | |
(2) |
当該エレベーターの製造者である東芝エレベータ(株)に対し、強度の低い鋼材が使用されたことについて厳重に注意するとともに、再発防止策をとりまとめ、国土交通省に提出するよう求める。 (なお、10月12日に、(社)日本エレベータ協会に対し、エレベーター及びエスカレーターの製造における鋼材の品質管理に関する指針を作成するよう要請したところ。) |
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