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三協立山アルミ(株)製アルミ手すりの強度不足のおそれについて


 

 




 三協立山アルミ(株)製アルミ手すりの強度不足のおそれについて
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平成19年10月26日
<問い合わせ先>
住宅局住宅生産課
(内線39456、39413)
TEL:03-5253-8111(代表)

 

 三協立山アルミ(株)より、同社製のアルミ手すりが強度不足のおそれがある旨、報告がありましたので、下記のとおり公表します。

  1.  三協立山アルミ(株)より、同社製のアルミ手すりの一部製品について、工場での製造段階等において、手すりの支柱と床に留めるアンカーボルトとの接合について接着剤を使用すること、金物によりアンカーボルトを支柱に所定の強度で締め付けること等について、同社による徹底が不十分であったこと(別添図面参照)により、設計上の強度(カタログ値)が確保されていないおそれがあるとの報告がありました。

  2.  報告によれば、上記製品と同種の製品を使用したため、手すりに強度不足のおそれがある物件は、全国に204物件(うち6物件でベターリビング認定品を使用)です。
     なお、これまで、この手すりの強度不足に起因する事故発生はありません。

  3.  集合住宅のバルコニーの手すりの設計上の強度(水平荷重強度)については、一般的な製品は、メーカーが100〜150kgf/mとカタログ値を記載しており、(財)ベターリビング認定の優良住宅部品である製品は、150kgf/mとして認定を受けていますが、上記204物件の手すりについては、設計意図どおりの製造がなされず、また適切な施工がなされていない可能性があるため、これらの当初の設計上の強度が確保されていないおそれがあります。

  4.  三協立山アルミ(株)では、同種製品を使用した住宅の手すりが直ちに危険な状態であるとは言えないとしているものの、事故発生の未然防止と十分な安全性の確保のため、ベターリビング認定品を使用している6物件については、(財)ベターリビングから、施主及び施工者に対して連絡し、事実関係の確認や改修方法について協議中です。

  5.  国土交通省では、手すり製造者の三協立山アルミ(株)に対し、ベターリビング認定品を使用している6物件と併せて、それ以外の198物件についても、物件の所有者や施工者に速やかに周知するとともに、安全性についての点検等を行い、必要な措置をとるよう指示し、併せて、対応のスケジュールについて国土交通省に報告し、速やかに対応を進めるよう指示したところです。


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