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「首都圏のICカード自動改札機トラブルに関する検討会とりまとめ」について


 

 




 「首都圏のICカード自動改札機トラブルに関する検討会とりまとめ」について
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平成19年12月27日

<問い合わせ先>

鉄道局鉄道業務政策課

(内線40603)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 本年10月12日早朝、首都圏の鉄道駅において特定の自動改札機に一斉に不具合が発生し、首都圏の鉄道輸送に大きな影響を与えた。これを受けて今回トラブルが発生した鉄道事業者16社局を含む関東ICカード相互利用協議会の全鉄道事業者と国土交通省による検討会を設置し、原因究明と再発防止策等の検討を行ってきた。
 今般、今回の事象を受けた課題と対応について検討会としてのとりまとめがなされた。主なとりまとめ事項は以下のとおり。

  1. 関東ICカード相互利用協議会における体制強化
     関東ICカード相互利用協議会に品質向上委員会を設置。再発防止等のシステム上の課題、トラブル発生時の初動体制、情報連携強化等の課題について恒常的に検討

  2. ソフトウェアの重要部分に対する総チェック
     今回のトラブルの原因であった日々変動するデータについて処理プログラムを全てチェック
     また、将来的な取り組みとして、これまで各ベンダーが個々に行ってきた機器の開発について、共同開発・共通モジュール化を検討。

  3. 監視体制・応急対応体制の強化
     PASMOグループの一元的な情報収集・分析体制としてパスモ時間外ヘルプデスクを新たに設け、Suicaシステム管制室と365日24時間対応のホットラインを構築
     今後、将来的な取り組みとして、Suica/PASMOの状況把握をより効果的に行う体制の強化を検討
     不具合の早期発見のため、実際の駅において夜間に自動改札機を立ち上げ、動作状況について毎日確認する作業を実施。さらに年度内には模擬駅を設け、夜間に立ち上げ確認する体制を構築

  4. 連絡体制の強化
     トラブル発生時の鉄道事業者間の連絡体制及び対応ルールについて再構築するとともに情報連絡テストを実施

  5. 今後の対応
     関東ICカード相互利用協議会は検討の結果を着実に遂行するとともに自主的に追加的措置を検討。今後、進捗状況及び追加的な措置については国土交通省鉄道局に適宜報告。

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