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平成19年1月18日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局技術安全部 |
審査課リコール対策室 |
(内線42352) |
TEL:03-5253-8111 |
(1) | 破断・亀裂が発生した車両7台それぞれについて、平成16年の検証手法を用い、実際に使用されていたと推定される条件(過締付け、過積載、ハブ過大摩耗)を用い検証した結果、早期に破断や亀裂が発生することが確認できた。 |
(2) | ハブの寿命を低下させる要因の中では、ホイールナットの過締付けの影響が最も大きいことが判明した。 |
@ | ホイールナットの締付けトルク |
市場におけるハブボルトの締付け状況等、また、亀裂発生寿命に与える影響が大きいことを考慮した結果、標準締付けトルク540〜590Nmの約2倍にあたる1,000Nm(平成16年の730Nmの約1.4倍)で評価する。 |
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積載量 |
破断、亀裂が発生した車両について、過積載状態で運行されていることが推定されたが、全体に占める割合、その他の車両の過積載の状況が明確になっていないことなどから判断し、ダンプとカーゴ系トラックについては、平成16年と同様な条件(ダンプ150%、カーゴ系120%)を変更するまでの必要性は認められなかった。一方、トラクタ及び路線カーゴについては市場における使用方法のバラツキ等の状況を考慮し、それぞれ120%(平成16年の条件:100%)、110%(平成16年の条件:100%)で評価することとした。 |
(1) | 今回見直した検証条件で検証した結果、今回見直した判定基準を下回る車両約56,000台(生産台数)について、最新型のハブ(F3ハブ)に交換するリコールを届け出る。 |
(2) | なお、上記車種のうち、FU25トンカーゴトラックに含まれるディスクブレーキ使用車22台(生産台数)については、平成12年度以降生産を中止しており、また、構造上F3ハブを装着できないことから、上記の市場措置の届出後3ヶ月以内に従来型ハブ(F2ハブ)の新品に交換するとともに、運行状況を注視し、継続的に車両のフォローを行う。 |
(3) | 市場措置を開始した時点で、ハブ重点点検及び安全点検は終了するとともに、12ヶ月毎のハブ摩耗点検は廃止する。 |
(4) | 市場措置の届出後、適正なホイールナットの締付方法等について、以下の対応を実施する。 |
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ふそう系ディーラーに対し、ホイールナットの適正な締付けの重要性を教育し、規定の締付けトルクで締め付けることを遵守することを徹底。なお、実作業者が理解し易い教育用資料を作成し全拠点に配布する。 |
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上記内容の徹底については、ディーラー内に展開した各拠点の拠点長又は工場長による工場内監査の項目に、ホイールナットの適正な締付方法を含めることとし、その結果を三菱ふそうで継続的にフォローする。さらに、三菱ふそうサービス技術部が各拠点における実施状況を直接監査する。 |
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一般整備事業者及びユーザーに広く周知するため、(社)日本自動車整備振興会連合会が発行する技術情報及び三菱ふそうのホームページに、ホイールナットの締付け、ホイール接触面の点検に関する注意事項及び過積載を含む適切な使用方法等の内容を掲載する。 |
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ふそう系ディーラーの工場へ入庫する車両のユーザーに対し、ホイールナットの締付け、ホイール接触面の点検に関する注意事項及び過積載を含む適切な使用方法等を掲載した「ふそう耳より情報」をディーラー経由で配布する。 |
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ふそう系ディーラーに対し、営業活動の一環として行うユーザー講習等の機会を捉え、ホイールナットの締付け、ホイール接触面の点検に関する注意事項及び過積載を含む適切な使用方法について広く啓発するよう周知する。 |
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