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三菱ふそう製大型トラックのクラッチハウジング破断・亀裂事案の対応について
平成19年11月20日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局技術安全部 審査課リコール対策室 |
(内線42352) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
本日、三菱ふそうトラック・バス(株)(以下「三菱ふそう」という。)から国土交通省に対し、同社製大型トラックのクラッチハウジングのリコール作業後の破断・亀裂事案について、以下のとおりサンプリング調査及び重点点検の結果の報告がありました。
【参考】これまでの経緯 | |||
平成16年5月26日 | 三菱ふそうから国土交通省に対し、リコール届出(リコール届出番号1092) | ||
平成17年3月〜平成19年5月 | リコール作業後に8台でクラッチハウジングの破断・亀裂が発生 | ||
平成19年5月23日 | 三菱ふそうから国土交通省に対し、原因究明のためのサンプリング調査及び重点点検を行う旨報告 |
後輪2軸駆動車 | ホイールベース延長改造車 | その他 | |
5月23日までに破断・亀裂が発生 | 6台(うち破断1台) | 2台 | 0台 |
5月23日以降に破断・亀裂が発生 | 3台(うち破断1台) | 0台 | 1台 |
ホイールベース改造車のうち、プロペラシャフトが1本のもの(亀裂発生1台)
原因 | 現象 | 三菱ふそうの対応 |
プロペラシャフト延長で駆動系の固有振動数が低下 | 高速走行時にプロペラシャフトの回転数が共振域に近づき駆動系の振動が大幅に増加 | 改造車両のうち共振域に近づくものは、クラッチハウジングをアルミ製から鋳鉄製に交換するリコールを新たに実施 (対象台数 24台 ※) 架装メーカー及び三菱ふそう系販売店に対し、ホイールベース改造を行う場合には、必ず三菱ふそうに相談するよう徹底 |
※ | ホイールベース延長改造車のうちプロペラシャフトが1本のもの175台、うちリコール対象6台 |
※ | ホイールベース短縮改造により2又は3本のプロペラシャフトを1本にしたもの194台、うちリコール対象18台 |
以外の車両(亀裂発生11台、うち破断2台)
原因 | 現象 | 三菱ふそうの対応 |
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プロペラシャフトのアンバランス量が増加 |
平成16年5月のリコール対象車について、リコール作業を再確認するとともに、プロペラシャフトガタ点検及びプロペラシャフトの点検の重要性について注意喚起するサービスキャンペーンを実施 (対象台数 約50,000台 平成19年10月末現在の登録台数) 三菱ふそう系販売店のメカニックに対して徹底した再教育を実施 一般整備事業者に対し、点検整備におけるプロペラシャフトの点検の重要性、点検要領について周知 |
国土交通省は三菱ふそうに対し、早期にリコール届出等を行うとともに、三菱ふそう系販売店のメカニックに対して徹底した再教育を実施するよう指示しました。
今後、国土交通省は三菱ふそうに対し、3.の「三菱ふそうの対応」が適切に実施されているか、立入検査等の機会を捉えて監視していきます。
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