平成19年1月25日 |
<問い合わせ先> |
海事局外航課 |
(内線43365) |
TEL 03-5253-8111(代表) |
- 2006年の1年間に日本関係船舶(日本籍船及び日本の事業者が運航する外国船舶)が海賊等(海賊及び海上武装強盗等)から受けた被害の状況について、我が国の外航海運事業者等からの報告を基に、以下のとおりまとめました。
[概要]
- (1)発生件数
- 2006年に日本関係船舶の中で、海賊等の被害(単に船舶に乗り込まれたものを含む)を受けた船舶は8件(前年:9件)ありました。
- 船籍別の内訳としては、パナマ籍7隻、バヌアツ籍1隻となっており、日本籍船の被害はありませんでした。(前年:日本籍2隻、パナマ籍6隻、香港籍1隻)
- また、被害船舶の中で日本人が乗船していた船舶は2隻でした。
- [参考]日本関係船舶における海賊等事案の発生件数の推移【別添1】
【PDF形式】
- (2)発生場所
- 発生場所は、バングラディシュとタンザニア沖の事案以外は、インドネシアの周辺海域で発生しています。
- [参考]日本関係船舶における海賊等事案の発生場所(2006年)【別添2】
【PDF形式】
- (3)被害状況
- 海賊行為等による死者、行方不明者及び負傷者はありませんでしたが、船に乗り込んできた海賊に縛り上げられ金品を強奪される事件が発生しています。
- 発生事案を見ると、2004年と2005年は航行中に襲撃される事例が目立っていましたが、2006年は錨泊・停泊中に襲撃される事例が6件ありました。
- [参考]日本関係船舶における海賊等事案の被害事例(2006年)【別添3】
【PDF形式】
- (4)その他
被害を受けた船舶では、見張り強化や巡回監視等の措置がとられていましたが、それでもなお被害に遭っているものがほとんどです。
8件の発生件数には計上されていませんが、海賊が乗っていると思われる小型船に追跡されながらも、アラーム吹鳴、消火ホースによる放水、ジグザグ航行等の回避操船などの実施により、追跡を振り切り海賊の侵入を防止した未遂事例についても数件報告されています。
- 国際海事局(IMB)から、2006年分の世界における海賊等に関する年次報告書(速報)が2007年1月22日に発表されました。同報告書の概要については、別添4及び別添5をご覧下さい。
- [参考]世界における海賊等事案の動向【別添4】
【PDF形式】
- 世界における海賊等事案の発生件数の推移及び海域別の発生状況(2006年)【別添5】【PDF形式】
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