国土交通省 Ministry of Land, Infrastructure and Transport Japan
(有)平松商会による渡海送電線切断及び平戸大橋橋梁接触事故への対応について

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  (有)平松商会による渡海送電線切断及び平戸大橋橋梁接触事故への対応について

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平成19年8月7日
<問い合わせ先>
海事局総務課安全政策室
(内線43292)
 運航労務課
(内線45266)
TEL 03-5253-8111(代表)

 

  1. 事故の概要
     平成19年7月19日(木)午前8時50分頃、長崎県平戸瀬戸を航行中の虚ス松商会のガット船「栄丸」が、渡海送電線を切断するとともに、平戸大橋にも接触する事故を起こし、周辺世帯における大規模停電と同橋の通行止めを生じさせたもの。

  2. 国土交通省の対応
    • 九州運輸局から虚ス松商会に対し、「輸送の安全確保に関する指導文書」を発出し、厳重注意と改善措置の実施を指導
    • 「クレーンを装備した船舶による送電線・橋梁等航過時事故の再発防止対策検討会」において、10月末を目途に対策のとりまとめを行う予定

    (1)運航事業者に対する厳重注意処分について
     事故を受けて、九州運輸局では、7月24日(火)から内航海運業法等に基づく特別監査を実施してきましたが、その結果、輸送の安全確保体制に不備が認められました。
     このため、8月7日(火)付けで、九州運輸局から虚ス松商会に対し、文書により、厳重注意するとともに、以下の事項について改善を指導したので、お知らせします。

    1. クレーンジブの収納に係る確認手順を確立し、船員に周知徹底すること
    2. 航行の安全に係る注意喚起事項については、掲示・回覧のみではなく、ミーティングを行う等により、船員に周知徹底すること
    3. 発航前点検を含む安全教育の計画を策定する等により、船員に対する安全教育を一層充実強化すること
    4. 全社的な事故処理訓練を実施し、事故処理基準による通報を確実なものとすること 

    (2)再発防止対策の検討について
      昨年8月に旧江戸川でも送電線切断事故が発生していること等を受けて、国土交通省及び経済産業省の課長クラスで構成する「クレーンを装備した船舶による送電線・橋梁等航過時事故の再発防止対策検討会」を設置し、これまでの対策の検証と追加的に講ずべき措置の検討を行うこととしました。
      今後は、同検討会において、速やかに再発防止対策を検討し、10月末を目途にとりまとめを行う予定です。

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