国土交通省 Ministry of Land, Infrastructure and Transport Japan
運輸多目的衛星新2号による航空管制業務の開始について


 

 

 



 運輸多目的衛星新2号による航空管制業務の開始について
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平成19年7月18日
<問い合わせ先>
航空局管制保安部
 管制技術課航空衛星室
(内線51142)
 管制課
(内線51210)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 航空局は、運輸多目的衛星新1号を用いた航空管制業務を昨年7月に開始しましたが、運輸多目的衛星新2号を加えた2機の衛星による航空管制業務を、明日7月19日(木)正午(日本時間)より開始することとしましたので、その旨お知らせ致します。
 洋上を航行する航空機と管制官との通信は、電離層の反射を利用した短波による音声通信により行われていましたが、運輸多目的衛星の運用により航空機と地上の管制機関が衛星データ通信で直接結ばれ、レーダの届かない洋上等でも衛星を経由して航空機の位置を把握することが可能となっています。
 洋上における航空機の前後間隔(管制間隔)は、昨年7月の新1号の業務開始による衛星データ通信の利用に伴い、それまでの約120海里から50海里への短縮が可能となっています。今後2つの衛星が同時に運用されることにより、一方の衛星に不具合が生じても瞬時にもう一方の衛星に切り替わって運用が継続できることとなることから、より信頼性の高い航空管制業務が提供できることになります。
 今後、隣接する外国管制機関との調整等所要の準備を行った上で、平成20年夏頃を目標に洋上の管制間隔を30海里に短縮することとしており、より多くの航空機が効率的な航空路、高度を航行できるよう、航空交通容量のさらなる拡大に向けて取り組んでいくことにしています。


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