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航空輸送の安全にかかわる情報(平成18年度分)の追加報告について


 

 

 



 航空輸送の安全にかかわる情報(平成18年度分)の追加報告について
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平成19年8月24日
<問い合わせ先>
航空局技術部
運航課安全推進室

(内線50162、50105)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 今般、航空会社4社から、航空法第111条の4に基づく「安全上のトラブル」(注)(平成18年度分)について、追加の報告がありましたので、お知らせします。

(注) 「安全上のトラブル」とは、昨年10月に施行された改正航空法111条の4に基づき、新たに航空運送事業者等に報告が義務付けられた雷等外的要因による機体損傷、エンジンや電気系統等の機材トラブル、限界速度等の規定値を超えた運航、等の事案を指します。このようなトラブルは、要因が積み重なった場合には事故を誘発することにもなりかねないものの、それ自体は航空機の安全な運航にはほとんど影響はなく、直ちに航空事故の発生につながるものではありません。

  1. 報告件数
     4社から新たに報告された件数は、以下のとおり56件でした。これにより、平成18年度に発生した安全上のトラブルは合計381件となりました。

    スカイマーク スターフライヤー スカイネットアジア航空 ギャラクシーエアラインズ 合計
    46件 8件 1件 1件 56件

  2. 報告の内容
    報告された内容は
    機材トラブル 52件
    鳥衝突等に伴う機体損傷 3件
    規定値を超える速度での運航 1件
    でした。いずれも軽微なトラブルであり、直ちに航空事故の発生につながるものではありませんでした。

  3. 報告漏れの原因と航空局の対応
     このような報告漏れが生じたのは、上記4社の社内において、
    報告すべき事案について十分に周知徹底されておらず、現場の担当者が十分に把握していなかったこと、
    運航・整備等の各部門において、報告すべき事案を組織的に確認する体制が整っていなかったこと、 が主な原因であるため、航空局から上記4社に対して、安全上のトラブルに関する報告体制を是正するよう指示しており、今後は安全監査等で是正状況を確認することとしています。

    (参考) 平成18年度安全報告書の訂正
     平成18年度分の報告件数等の再集計後のデータについては、以下のURLから資料の入手が可能です。

    https://www.mlit.go.jp/koku/04_outline/02_anzen/04_toukei/index.html

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