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ボンバルディアDHC-8-400型機の2件の事故を受けた我が国の同型式機に対する点検指示について(製造国政府の耐空性改善命令に基づく措置)


 

 

 



 ボンバルディアDHC-8-400型機の2件の事故を受けた
 我が国の同型式機に対する点検指示について
 (製造国政府の耐空性改善命令に基づく措置)

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平成19年9月13日
<問い合わせ先>
航空局航空機安全課
(内線50232)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 9日及び12日にスカンジナビア航空のボンバルディア式DHC-8-400型機が着陸後に右主脚を破損する2件の事故が発生したことを受け、同機の製造国政府であるカナダ航空局は12日(カナダ時間)に事故機と同型式機を対象に以下の点検を指示する耐空性改善命令(AD)を発行しました。

 (1)点検指示内容
左右の主脚全般について目視点検
主脚格納作動器のシリンダー先端のナットについて、ナット及びゆるみ止めワイヤーの取付状態の目視点検
主脚格納作動器について詳細目視点検

 (2)実施期限
及びについては、次回の飛行まで(24機全機対象)
については、
  • 着陸回数8000回以上又は取付後4年超の作動器にあっては、次回の飛行まで(日本エアコミューター4機・ANAグループ2機対象)
  • 着陸回数4000以上8000未満又は取付後2年以上4年以内の作動器にあっては、500飛行時間以内(対象機については調査中)

 これを受け、我が国航空局も本日(13日)付けで同内容の耐空性改善通報TCD-7157-2007を発行し、国内同型機(24機)を対象に同点検の指示をしました。本指示により、次回の飛行を実施期限とする点検を完了するまでの間、国内同型機の運航は停止されますが、各航空会社では必要な点検が完了次第、順次運航を再開する予定とのことです。

点検対象機:ボンバルディア式DHC-8-400型   計24機
  日本エアコミューター   10機
  ANAグループ(エアーニッポンネットワーク、エアーセントラル)   14機


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