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ドイツで発生したボンバルディア機の事故を受けた我が国の同型機に対する点検指示について(製造会社からの推奨文書に基づく措置)


 

 

 



 ドイツで発生したボンバルディア機の事故を受けた
 我が国の同型機に対する点検指示について
 (製造会社からの推奨文書に基づく措置)

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平成19年9月25日
<問い合わせ先>
航空局航空機安全課
(内線50232)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 21日夜(現地時間)、ドイツ・ミュンヘン空港発イタリア・フィレンツェ空港行きのオーグスブルグ航空のボンバルディア機(DHC-8-400型機)が、フィレンツェ空港に着陸進入中、非常操作でも前脚が出ないことから、ミュンヘン空港に引き返し、前脚が出ない状態で着陸を行いました。(乗客64名・乗員4名は全員無事の模様)

 当該事故を受けて、同機の製造会社であるボンバルディア社は23日付け(カナダ時間)で同型式機を運航する航空会社に対して、以下の点検を推奨する文書を発行しました。これを受け、我が国においては24日、同型機を運航する航空会社に対し、同内容の点検の指示を行いましたのでお知らせします。

(1)点検指示内容
前脚ドア開閉機構のスプリング及び留め具の損傷の有無について点検(目視点検及び非破壊検査)
(2)実施期限
飛行回数5,000未満の航空機: 500飛行回数以内
(日本エアコミューター3機・ANAグループ5機対象)
飛行回数5,000以上10,000以下の航空機: 300飛行回数以内
(日本エアコミューター4機・ANAグループ9機対象)
 飛行回数10,000を超える航空機: 100飛行回数以内
(日本エアコミューター3機対象)
 なお、我が国航空会社では、本年3月に高知空港で発生した事故を受けて、毎日、前脚・主脚ともに着陸装置ドアの非常操作での作動点検を独自に実施するとともに、今回点検対象となった部位を含む着陸装置関係全般の目視点検及び脚自体の非常操作での作動点検を製造会社推奨の10倍の頻度(C整備(4,000時間)→A整備(400時間))で実施してきているところです。


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