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日産自動車製救急車の平成19年12月3日付けリコール(届出番号:2020)に係る調査結果について

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 日産自動車製救急車の平成19年12月3日付けリコール
 (届出番号:2020)に係る調査結果について

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平成20年2月28日
<問い合わせ先>
自動車交通局技術安全部
 審査課リコール対策室
(内線42352)
TEL 03-5253-8111(代表)

 

 

 

 

 

 平成19年12月3日に届出のあった日産自動車製救急車のリコール(届出番号:2020)については暫定措置とされていたところ、本日、日産自動車株式会社から国土交通省に対し、不具合原因を調査した結果、以下のとおりリコール届出時の暫定措置以外の措置は必要ないとの報告がありましたのでお知らせします。

日産自動車株式会社からの報告概要

  1. 平成19年12月3日付けリコール(届出番号:2020)の概要
    (1)  平成19年11月29日、販売会社から「東京消防庁所有の救急車でDレンジに入れたが車両が動かなかった。」との情報を入手した。
    (2)  不具合が発生した車両を確認すると、自動変速機のセレクトケーブルの樹脂ブッシュが破損し、セレクトケーブルが外れていた。
    (3)  平成19年12月3日、原因は究明中であるが、他にも発生するおそれがあり、患者搬送中の不具合の発生を未然に防止するため、当面の暫定措置として樹脂ブッシュを新品に交換するリコールを実施した。

  2. 調査結果
    (1)  回収したセレクトケーブルを調査したところ、セレクトケーブルが捻れており、平成19年8月に販売会社にてセレクトケーブルを交換した際に誤って捻って取り付けたものと考えられる。
    (2)  セレクトケーブルを捻った状態で取り付け、変速操作耐久試験を実施した結果、設計値に比べて早期にセレクトケーブルが外れることが確認された。
    (3)  樹脂ブッシュを組み付けないセレクトケーブルを実車に取り付け、各種試験を実施した結果、セレクトケーブルの外れは発生しなかった。

  3. まとめ
     自動変速機セレクトケーブルが外れた不具合は、販売会社におけるセレクトケーブル交換時に誤って捻って取り付けてしまった整備ミスが原因であり、他の車両で発生するおそれはないと判断する。
     このため、リコール届出時の暫定措置以外の措置は必要ないと判断する。


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