国土交通省 Ministry of Land, Infrastructure and Transport Japan
2007年の日本関係船舶における海賊等事案の状況及び世界における海賊等事案の状況について

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 2007年の日本関係船舶における海賊等事案の状況及び
 世界における海賊等事案の状況について

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平成20年1月11日
<問い合わせ先>
海事局外航課
(内線43365、43366)
TEL 03-5253-8111(代表)

 

 

 

 

 

  1.  2007年の1年間に日本関係船舶(日本籍船及び日本の事業者が運航する外国船舶)が海賊等(海賊及び海上武装強盗)から受けた被害の状況について、我が国の外航海運事業者等からの報告を基に、以下のとおりまとめました。

    [概要]
    (1) 発生件数
     日本関係船舶で、2007年に海賊等の被害(単に船舶に乗り込まれたものを含む)を受けた船舶は10件(前年:8件)ありました。
     船籍別の内訳としては、パナマ籍6隻、香港籍2隻、アンティグア・バーブーダ籍1隻のほか、日本籍船1隻でした。(前年:パナマ籍7隻、バヌアツ籍1隻)
     また、被害船舶の中で日本人が乗船していた船舶は1隻でした。
      [参考]日本関係船舶における海賊等事案の発生件数の推移【別添1】【PDF形式】
       
    (2) 発生場所
     東南アジア周辺5件(前年:6件)、インド周辺2件(前年:1件)及びアフリカ周辺3件(前年:1件)で発生しており、アフリカ周辺の事案が増加する一方でインドネシア周辺での事案は4件(前年:6件)と減少しました。
      [参考]日本関係船舶における海賊等事案の発生場所(2007年)【別添2】【PDF形式】
       
    (3) 被害状況
     ハイジャックされた事案において、乗組員1名(フィリピン人)が行方不明となっています。その他の事案では、武装した海賊に乗組員が縛り上げられ負傷する事案や船用品などの盗難被害が発生しています。
      [参考]日本関係船舶における海賊等事案の被害事例(2007年)【別添3】【PDF形式】
       
    (4) その他
     時間が特定できない事案もありますが、事案すべてが夜間に発生しています。
     10件の発生件数には計上されていませんが、海賊が乗っていると思われる小型船に追跡されながらも、アラーム吹鳴、消火ホースによる放水、ジグザグ航行等の回避操船などの実施により、追跡を振り切り海賊の侵入を防止した未遂事例についても数件報告されています。

  2.  国際海事局(IMB)から、2007年分の世界における海賊等に関する年次報告書(速報)が2008年1月9日に発表されました。同報告書の概要については、別添4及び別添5をご覧下さい。
    [参考] 世界における海賊等事案の動向【別添4】【PDF形式】
      世界における海賊等事案の発生件数の推移及び海域別の発生状況(2007年)【別添5】【PDF形式】

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