平成20年2月21日 |
<問い合わせ先> |
海事局運航労務課 |
(内線45223) |
TEL 03-5253-8111(代表) |
- 開催日時 平成20年2月19日(火) 14:00〜16:00
- 場所 都市センターホテル 会議室
- 出席者
渡邊座長(学識経験者)
尾形委員、小坂委員、山本委員(以上、運航事業者)
武田委員、岡部委員(以上、造船事業者)
平岡委員(労働者団体)
富沢委員、浅野委員、佐久間委員(以上、公益法人)
今出委員、安藤委員、森委員、楪葉委員(代理)、持永委員(以上、海事局)
- 議事概要
(1)最終設計結果について
前回研究会で、499総トン型一般貨物船(ディーゼル)については、上部構造物の容積増加を更に抑制する方策を検討するとされたことを受けて、今次第3回研究会においてその検討結果が以下のとおり報告された。また、499総トン型SESタンカー(ケミカル)についても、若干の資料修正について説明がなされ、再検討結果が以下のとおり報告された。
- 499総トン型一般貨物船(ディーゼル)については、端艇位置並びに居室及びILO海事労働条約の居住設備要件である事務室の配置を変更すること等により、上部構造物の容積増加を抑制する検討を更に進めたところ、貨物積載重量(DWT)は減ずるものの、第2回研究会の中間報告時より減少分を低く抑えることができた。
- 中間報告(第2回研究会):DWT減少分 3.2% (57DWT)
- 最終報告(第3回研究会):DWT減少分 2.8% (49DWT)

- 499総トン型SESタンカー(ケミカル)については、第2回研究会時から寝台配置の変更に伴う若干の上部構造物の容積増加という修正はあったものの、ILO海事労働条約の居住設備要件を適用した際に生ずる上部構造物増加容積を、上甲板下容積を減じて吸収する手法を取ることにより、減少貨物容積についても、貨物室形状を変更することにより前回同様に従前と同じ貨物容積を確保できた。
(2)報告書(案)について
事務局より、前記報告を盛り込んだ報告書(案)について説明がなされ、若干の修正を行うことを前提に了承された。
なお、以下の事項が今後の課題として提起され、来年度以降も引続き検討していくこととなった。
- 499総トン型一般貨物船(ディーゼル)については、水槽試験を伴う推進性能試験等を実施することによって、水線面下形状の変更に伴う推進性能の再評価を行うなど、新型船型開発を進めていくことが有益である。
- 499総トン型タンカー(ディーゼル)については、本研究会でモデル設計の対象としなかったが、限定的ながら既存船の代替需要が見込まれることから、今後、モデル設計を進めていくことも望まれる。

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