平成２０年１月２８日

＜問い合わせ先＞

航空局監理部 　国際航空課

（内線48402、48412）

航空事業課

（内線48502、48523）

TEL 03-5253-8111（代表）

　

　

　

　

　

　

1. 　平成10年10月より、日本発国際航空運賃については次のような制度を実施してきました。

   （１）	ＰＥＸ運賃（航空事業者及び旅行業者が利用者に対して直接販売するエコノミークラスの割引運賃）について、原則としてＩＡＴＡ・ＰＥＸ運賃の下方70％までのゾーンの中で運賃を設定できることとするゾーン運賃制。
   （２）	ＩＴ運賃（航空事業者が旅行業者に対して販売する航空券に適用される旅行商品造成用の運賃）について、ＩＡＴＡ・ＩＴ運賃又はキャリアＩＴ運賃を上限として任意に運賃を設定できることとする幅運賃制（キャリアＩＴ運賃の上限額はＩＡＴＡ・ＩＴ運賃）。

2. 　この結果、市場動向に対応した運賃設定が進み、利用者の多様なニーズに対応するなど、一定の効果を挙げてきました。
   　しかしながら、制度実施後９年を経過し、これらの運賃をめぐる状況に変化が見られることから、更なる利用者利便の向上を図るため、運賃設定の更なる自由化について検討を進めてきました^１。

3. 　今回、これを踏まえ、平成20年4月1日より日本発国際航空運賃に係る制度について次のような改正を行うこととし、本日付けで関係航空事業者あて通知を行いましたのでお知らせします。

   （改正の概要）
   （１）ＰＥＸ運賃
   　ＩＡＴＡ・ＰＥＸ運賃の下方70％に設定しているゾーンの下限を撤廃する。
   （２）ＩＴ運賃
   　ＩＡＴＡ・ＩＴ運賃の設定のない路線について、キャリアＩＴ運賃の上限額はＩＡＴＡ・ＰＥＸ運賃とする。

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1. 「規制改革推進のための３カ年計画」（平成19年6月22日閣議決定）において、「ＩＡＴＡ割引運賃の７割引の水準に設定されている下限規制を見直し、原則として自動認可とする」ことについて平成19年度に検討・結論を得ることとされています。また、「規制改革推進のための第２次答申」（平成19年12月25日規制改革会議決定）において、同事項について平成20年度に措置することとされています。

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