国土交通省
第3回事故調査検討会WG検討概要
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平成12年3月24日


1.前回WG以降の措置状況報告
 当面の緊急措置に基づき、半径200m以下の曲線部について脱線防止ガード等を設置することについて、3月17日付で鉄道局長より通達を発出した。

2.検証の実施計画の具体的検討
 (1) 輪重測定
  輪重測定の方法について検討した結果、当面、営団千住車両事務所において構内の線路にひずみゲージを貼り、4輪を同時に測定することが適当とされた。
 (2) 事故台車の諸元・機能の確認
  現在までの事故台車の諸元・機能の調査状況について報告があった。
 (3) レール関係調査
  事故現場付近のレールについて、レール断面形状及びレール頭頂面の表面粗さは調査済み、レール長手方向の凸凹、レール塗油状況、油の性状分析は今後行う。
 (4) シミュレーション
  感度分析については、輪重、軸重、速度、バネ定数、カント低減率等が輪重・横圧比に及ぼす影響について検討した。
 車両運動シミュレーションの進め方については、当面考えられる10因子とシミュレーションモデルとの関係について検討した。
 (5) 現地試験
  現地試験計画については、設定条件(静的輪重、空気バネ、台車の状況、車輪、車体の剛性・ねじれ、連結器等、線路線形、軌道狂い、レールの研削形状、塗油器の動作等、速度と運転パターン)の考え方及び測定項目(輪重、横圧等)について整理を行った。

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