国土交通省
営団日比谷線事故調査に関する現地試験の概要
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 現地における昼間の営業車測定及び夜間の走行試験を、以下の要領にて実施する。

1.営業車測定(昼間):4月23日(日)〜4月24日(月)
 営団03系車両、東急1000系車両及び東武20000系車両について、輪重、横圧、アタック角等の地上測定
 
2. 試験車両による走行試験(夜間):4月25日(火)〜4月28日(金)(それぞれ翌日にかけての深夜時間帯(午前1時〜4時)。予備日として29日(土)、30日(日)を設定)
(1) 設定条件
 ○車上側
 i 左右動ダンパ、軸バネ、空気バネ、高さ調整弁、差圧弁は、事故車両の部品を使用する。
 ii 測定用車軸の踏面形状は、可能な限り事故車両と合わせたものを使用する。
 ○地上側
 i 線形諸元については事故時の状況でできる限り設定する。
 ii 脱線箇所のレールは、事故時のレールを使用する。
 iii 曲線中のレール条件(i内外軌とも新品レール、ii内軌は新品レール、外軌は削正レール、iii内外軌とも削正レールの3条件)を組み合わせる。
(2) 測定項目
  ○車上側:営団03系試験車両により、輪重、横圧、空気バネの圧力、変位、車体振動加速度(上下、左右、前後)、車輪の挙動(ビデオカメラ撮影)の測定
  ○地上側:営団03系試験車両により、輪重、横圧、アタック角、レール小返りの測定
(3) スケジュール
  ○4月25日(火)
試験条件:静止輪重差小、塗油あり
走行パターン:惰行(脱線地点速度15km/h)、力行(脱線地点速度10km/h、15km/h)及び等速(脱線地点速度20km/h、30km/h、40km/h)
  ○4月26日(水)
試験条件:静止輪重差小、塗油なし
走行パターン:上記パターンに20km/hでの制動を加える。
 ○4月27日(木)
試験条件:静止輪重差中、塗油なし
走行パターン:同上
 ○4月28日(金)
試験条件:静止輪重差大、塗油なし
走行パターン:同上

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