国土交通省
第9回事故調査検討会WGの結果概要について
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平成12年5月25日

 今回のWGは、5月11日に行われた第8回事故調査検討会WGに引き続き、現地調査の測定データの精査に関する作業状況の検討が行われた。
 この作業にあたっては、車両測定データと地上測定データのクロスチェックを行うとともに、走行状態によって生ずる車輪とレールとの接触位置の変化が測定データの誤差変動にどのように影響するかといった検討も考慮しながら進めているところである。

 現在この作業に加えて、現地試験で得られた結果を踏まえ、車輪踏面がレールから浮き上がった状態や、輪重・横圧の変化の状況について、各種条件下でのシミュレーションによる検討も進めている。

 今後、これら現地試験及びシミュレーションの精査された結果を用いて、塗油状況、静止輪重差、運転パターン等の条件がどのように脱線係数の変化に影響を与えるのかを引き続き検討することとしている。
 また、その結果に基づいて、諸条件が実際の脱線にどの程度影響を及ぼしたのかの分析を進めることにより、事故発生時の脱線要因の推定を行っていくこととしている。

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