自動車の燃費向上については、2010年度に向けての新燃費基準が定められているが、その二酸化炭素削減効果をより確実なものとするため、自動車ユーザーが経済原則に則った行動によってスムーズな低燃費自動車への移行を加速させるものとして、自動車関係諸税のグリーン化は重要な役割を果たすものと期待される。
このため、我が国においても、可能な限り関係者の理解を得つつ、自動車関係諸税のうち、概して二酸化炭素排出削減効果の高い保有に係る税において、早急にグリーン化への取り組みを進めるべきである。
また、このような身近な自動車に係る税へのグリーン化の概念の導入は、広く国民の二酸化炭素排出削減の意識を高め、その行動様式を変革することとなり、我が国全体の地球温暖化対策に資するものと考えられる。

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