ABN | (Aerodrome Beacon:飛行場灯台) 航行中の航空機に飛行場の位置を示す灯火。 |
ACC | (Area Control Center:航空交通管制部) 管轄する管制空域内を飛行する航空機に対して、航空路管制業務、進入管制業務等を実施する機関。 |
ACARS | (Aircraft Communication Addressing and Reporting System:航空機空地データ通信システム) データ通信により航空機と地上管制機関との間で情報交換を行うシステム。 |
ADEX | (ATC Data Exchange System:管制データ交換処理系) 統合管制情報処理システムを構成する処理系の一つ。航空機と管制官又は管制システムとの間での空地データ通信機能、国内管制官と外国管制機関との間での地対地データ通信機能を提供するための情報処理を行う。 |
ADS | (Automatic Dependent Surveillance:自動位置情報伝送・監視機能) 航空機の航法システムから得られる航空機の位置情報を、空―地データリンクで自動的に管制システムに伝送し、それを「レーダーのように」表示装置に表示して、航空機を監視する機能。 |
AEIS | (Area/En-route Information Services:広域対空援助業務) 飛行中の航空機の航行を援助するため、航空機の航行に必要な情報の提供、航空機からの報告(PIREP)の受理及び提供、その他航空機の航行の安全に必要な通信を行う業務。 |
AFIS | (Aerodrome Flight Information Services:飛行場対空援助業務) 飛行場及びその周辺を航行する航空機に対して、管制業務を行う機関と航空機の間の管制上必要な通報の伝達、航空機の航行に必要な情報提供をする業務。 |
AFTN | (Aeronautical Fixed Telecommunication Network:国際航空固定通信網)) |
A/G | (Air to Ground Radio:対空通信) |
AGL | (Approach Guidance Lights:進入路指示灯) 離陸した航空機にその離陸後の飛行経路を、または着陸しようとする航空機にその最終進入経路あるいは最終進入の経路に至るまでの進入経路を示す灯火でRAIとRLLS以外のもの。 |
AIC | (Aeronautical Information Circular:航空情報サーキュラー) 情報の性質又は時期的な理由から航空路誌への掲載、ノータムの発行等には適さないが、航空情報として公示する必要のあるもので、飛行の安全、航空航法その他の技術的、行政的又は法律的事項に関する説明的、助言的な性格の情報。 |
AIDC | (ATS Interfacility Data Communications) 2つのATSユニット間のATC情報を交換するアプリケーション。 |
AIM | (Aeronautical Information Management:航空情報管理) デジタル化された高品質な航空情報をデータベースで管理すること。 |
AIP | (Aeronautical Information Publication:航空路誌) 航空機の運航のために必要な恒久的情報を収録する航空情報であり、国が発行する。 |
AIRAC | (Aeronautical Information Regulation and Control:エアラック) 運航上重要な航空情報を世界的に統一された有効日に合わせて有効となる日の少なくとも28日前に配布先に届くように作成される方式を意味し、航空路誌改訂版及び航空路誌補足版の冒頭にAIRACと付される。 |
AIS | (Aeronautical Information Services:航空情報業務) 航空機乗組員に対して航空の安全に必要な情報(航空情報)を提供する業務。 |
AISC | (Aeronautical Information Service Center:航空情報センター) 航空情報を一元的に発行・管理し関係者へ提供する期間。 |
ALB | (Approach Light Beacon:進入灯台) 着陸しようとする航空機に進入区域内の要点を示す灯火。 |
ALS | (Approach Lighting System:進入灯) 着陸しようとする航空機にその最終進入の経路を示すために進入区域及び着陸帯内に設置する灯火。 |
AMDT | (AIP Amendment:航空路誌改訂版) AIPに収録されるべき永続性を持つ新規の情報又はAIPの恒久的変更等に係る航空情報。 |
AMHS | (ATS Message Handling Services:国際航空交通情報通信システム) |
ARSR | (Air Route Surveillance Radar:航空路監視レーダー) ARSRは電波を用いて航空機の位置を検出する他、信号の送受信を行うことにより、高度や識別信号などの情報を取得し、航空機の誘導及び航空機相互間の間隔設定等レーダーを使用した航空路管制業務に使用される。 |
ASDE | (Airport Surface Detection Equipment:空港面探知レーダー) 空港地表面の航空機や車両等の動きを監視し、それらの交通の安全を図るための高分解能レーダーで、飛行場管制業務に使用される。 |
ASM | (Air Space Management:空域管理) 空域、飛行経路、飛行方式の設計及びそれらの利用に関する関係者との調整などを行うことにより空域の安全かつ効率的な利用を図る業務。 |
ASR | (Airport Surveillance Radar:空港監視レーダー) 空港から約110Km以内の空域にある航空機の位置を探知し、出発・進入機の誘導及び航空機相互間の間隔設定等ターミナルレーダー管制業務に使用される。 |
ATC | (Air Traffic Control:航空交通管制) 航空機相互間または航空機が飛行する空域における航空機と障害物との間の衝突を防止し、また航空交通の秩序ある流れを形成することを目的としている。 |
ATFM | (Air Traffic Flow Management:航空交通流管理) 飛行経路の調整、飛行計画の承認及び交通流制御などの実施により安全で秩序正しく効率的な航空交通流を形成する業務。 |
ATIS | (Automatic Terminal Information Service:飛行場情報放送業務) 飛行場に発着する航空機を対象に提供される、当該飛行場の進入方式、使用滑走路、飛行場の状態、気象情報等に関する情報。 |
ATM | (Air Traffic Management:航空交通管理) 航空機運航の全ての段階において安全且つ効率的な運航を確保するために必要とされる空域管理、航空交通流管理及び航空交通業務の総称。 |
ATMC | (Air Traffic Management Center:航空交通管理センター) 空域の適正な利用及び安全かつ円滑な航空交通の確保を目的として、全国の空域の一元的管理、航空交通流の監視及び調整並びに洋上空域における航空交通業務等を行う機関。 |
ATS | (Air Traffic Services:航空交通業務) 航空交通管制業務、飛行情報業務及び警急業務の総称。 |
CAS.net | (Civil aviation bureau Air traffic Services network:航空保安情報ネットワーク) |
CGL | (Circling Guidance Lights:旋回灯) 滞空旋回中の航空機に滑走路の位置を示す灯火。 |
CIQ | (Customs,Immigration,Quarantine:税関、出入国管理、検疫) |
CNS | (Communication,Navigation,Surveillance:通信・航法・監視) |
CNS/ATM(AIS)データベース | ノータム、ノータムのグラフィック情報、電子AIP等の航空情報をインターネット上で閲覧可能とするとともに世界共通様式でデータ交換を実現するシステム。 |
CPDLC | (Controller Pilot Data Link Communications:航空管制官パイロット間データ リンク通信) 航空管制用に用いる空地間のデー タリンク通信。 |
CWP | (Central West Pacific:中西部大平洋(主要世界航空路区域の一つ)) |
DARP | (Dynamic Airborne Reroute Procedure) 運航管理者が最新の気象状況等に基づき飛行中の航空機に対して最適な新ルートを計算し、航空機からの要求の後、管制機関から経路承認が発せられる方式。 |
DLCS | (Data Link Center System:データリンクセンターシステム) 航空機と地上間のデータ通信メッセージを配信するシステム。 |
DME | (Distance Measuring Equipment:距離情報提供装置) 電波の伝搬速度が一定であることを利用し、航空機から地上のDME局へ距離質問電波を発射し、それに応じてDME局から発射された応答電波を受信するまでの時間的 経過から地上局までの距離を連続測定する。 |
EDCT | (Expected Departure Clearance Time:出発制御時刻) 航空機の運航に影響がある地形及び障害物に関する情報であって、デジタルデータとして発行されるもの。 |
eTOD | (Electronic of Terrain and Obstacle Data:電子地形・障害物データ) 航空機の運航に影響がある地形及び障害物に関する情報であって、デジタルデータとして発行されるもの。 |
FACE | (Flight Object Administration Center System:飛行情報管理処理系) 統合管制情報処理システムを構成する処理系の一つ。フライトに関する情報及びその他運航に関する情報の処理・管理、並びに国内外の関係機関との情報の授受を行う。 |
FAIB | (Flight & Airport Information BASE:運航拠点) 航空管制運航情報官の運航援助情報業務の実施拠点をいい、東京及び関西空港事務所に設置される。運航関係者や空港管理者等に対し、様々な運航状況下における幅広い専門的なサポートを実施する。 |
FF-ICE | (Flight and Flow Information for a Collaborative Environment:フライトと交通流に係る協調的環境の ための情報) 将来のATMを実現するために、必要な情報を共有し協調する環境下において、共有・交換される情報を用いた運用コンセプト。 |
FIR | (Flight Information Region:飛行情報区) 各国が航空交通業務を担当する区域を示し、ICAOで決定される。通常自国の領空に隣接する公海上空を含む。日本は福岡FIRを担当している。 |
FL | (Flight Level:フライトレベル) 標準気圧値1,013.2 ヘクトパスカル(29.92 水銀柱インチ)を基準とした等気圧値をいう。日本においては、14,000ft 以上の高度をフライトレベルで表す。 |
FLO | (Apron Flood Lights:エプロン照明灯) エプロンを照明するための灯火。 |
FSC | (Flight Service Center:飛行援助センター) 航空機の運航に必要な情報の収集及び対空通信による提供、航空機の運航の監視等、航空機の安全かつ円滑な運航を支援する機関。 |
GBAS | (Ground Based Augmentation System:地上直接送信型衛星航法補強システム) GPS衛星の測位誤差や異常を監視し、測位誤差やGPSの信頼性に関する情報に加え、最終進入経路情報をVHF帯の電波で地上から直接航空機へ送信するシステム。航空機は、GBAS信号を用いてGPS測位の誤差補正を行うことで測位性能が向上し、精密進入が可能となる。 |
GCA | (Ground Controlled Approach:着陸誘導管制所) ASR(空港監視レーダー)及びPAR(精密進入レーダー)を使用して計器飛行方式により飛行する航空機に対して、管制官が無線電話により針路、高度の指示を発出し、誘導して着陸させる着陸誘導管制業務を行う機関。 |
GNSS | (Global Navigation Satellite System:全地球的航法衛星システム) 航空機から3つの航法衛星(GNSS用周回衛星)を捕捉することで各衛星からの距離を得るとともに、4つ目の航法衛星からの信号で時刻合わせを行い、航空機の3次元での飛行位置を得ることができる航法システム。 |
GPS | (Global Positioning System:全地球的測位システム) 米国防省より開発された人工衛星による測位システム。 |
GS | (Glide Slope:グライドスロープ装置) ILSの一部で電波により最終進入中の航空機に適切な進入角を示す装置。 |
HARP | (Hybrid Air-route suRveillance sensor Processing equipment:複合型航空路監視センサー処理装置) 日本全国に整備されている航空路監視レーダー、一部の空港監視レーダー及び広域マルチラテレーションからのターゲットデータを受信し、統合処理を行うことで各航空機の位置を算出し、マルチセンサーターゲットデータとして2秒周期でTEPSに出力するシステム。 |
HF | (High Frequency:短波(3MHz~30MHz帯)) |
ICAO | (International Civil Aviation Organization:国際民間航空機関) 1944年の国際民間航空条約(シカゴ条約)に基づいて設立された国連の専門機関の一つ。 |
ICAP | (Integrated Control Advice Processing System:管制支援処理系) 統合管制情報処理システムを構成する処理系の一つ。トラジェクトリを基に算出した各種支援情報を管制官に提供する。 |
IFR・VFR | IFR(Instrument Flight Rules:計器飛行方式) 航空機の飛行経路や飛行の方法について常時航空交通管制の指示を受けつつ飛行することをいい、VFR(Visual Flight Rules:有視界飛行方式)は、有視界飛行状態(VMC)において、原則として航空交通管制の指示を受けずに操縦者の独自の判断で飛行することをいう。ただし、特別管制空域または航空交通管制圏内を飛行するときは管制官の指示に従わなければならない。 |
IHPL | (Intermediate Holding Position Lights:中間待機位置灯) 地上走行中の航空機に一時停止すべき位置を示すための灯火。 |
ILS | (Instrument Landing System:計器着陸装置) ILSは着陸のため進入中の航空機に対し、指向性のある電波を発射し滑走路への進入コースを指示する無線着陸援助装置で、滑走路への進入コースの中心から左右のずれを示すローカライザー(LOC)と適切な進入角を示すグライド・スロープ(GS)及び滑走路からの所定の位置に設置され、上空に指向性電波を発射し滑走路からの距離を示すマーカー(アウターマーカー(OM)、ミドルマーカー(MM)、インナーマーカー(IM))からなる。パイロットは、機上の指針方向に飛行することに より適切な進入コースに乗ることができる。 |
IMC・VMC | VMC(Visual Meteorological Condition:有視界気象状態)とは、操縦者が目視により飛行するのに十分な視程(目視できる最大距離)及び航空機から雲までの距離を考慮して、航空機の飛行する高度と空域別に定めた下表以上の気象状態をいい、それ以外の気象状態をIMC (Instrument Meteorological Condition:計器気象状態)という。 |
区分 | 管制区、管制圏又は情報圏 | 管制区、管制圏又は情報圏以外の空域 | ||||
高度 | 平均海面から3,000m | 地表又は水面から300m以下 | ||||
以上 | 未満 | 以上 | 未満 | |||
飛行視程 | 8,000m | 5,000m | 8,000m | 1,500m | 1,500m * | |
雲からの距離 | 水平 | 1,500m | 600m | 1,500m | 600m | 雲から離れ、かつ、地表又は水面を引き続き視認できること。 |
垂直 | 上方300m 下方300m |
上方150m 下方300m |
上方300m 下方300m |
上方150m 下方300m |
||
* 他の物件との衝突を避けることができる速度で飛行するヘリコプターについては適用されない。 | ||||||
管制圏又は情報圏内にある空港等及び管制圏又は情報圏外にある国土交通大臣の指定した空港等においては、 a) 雲高が300m未満 b) 地上視程が5km未満 の場合は、有視界飛行方式により離陸又は着陸してはならない。 |
INS | (Inertial Navigation System:慣性航法装置) 航空機の加速度を積分計算し、速度と移動距離を得て、航空機の位置、目的地までの距離、飛行時間等航法上必要な資料を得る自動航法装置である。 |
LOC | (Localizer:ローカライザー装置) ILSの一部で電波により最終進入中の航空機に滑走路の中心を示す装置。 |
MAPS | (Machinery Facilities Administration Preservation System:機械施設管理保全システム) |
MASS | (Messaging system for ATM as Swim Service:航空交通情報交換処理システム) 統合管制情報処理システムを構成する処理系の一つ。SWIMサービスを実現するため、従来の1対1のシステム接続による情報交換ではなく、多対多の情報交換を可能とする情報処理を行う。 |
MISE | (Monitor and control Information Sharing Equipment:監視制御情報共有装置) |
MLAT | (Multilateration:マルチラテレーション) 航空機の航空交通管制用自動応答装置から送信される信号を3ヶ所以上の地上受信局で受信して、受信時刻の差から航空機等の位置を測定する装置。 |
NAVAID | (Navigation Aid:航行援助施設) |
NOTAM | (Notice to Airmen:ノータム) 航空保安施設、業務、方式及び航空に危険を及ぼすもの等の設定、状態又は変更に関する情報で、書面による航空情報では時宜を得た提供が不可能な場合に通信回線(CADIN及びAFTN)により配布されるもの。 |
NP | (North Pacific:北太平洋(主要世界航空路区域の一つ)) |
OBL | (ObstacleLights:航空障害灯) 地表又は水面から60m以上の高さの物件及び進入表面、転移表面又は水平表面に著しく近接した物件、その他航空機の航行の安全を著しく害するおそれのある物件に設置される。 |
ORL | (Overrun area edge Light:過走帯灯) 離着陸しようとする航空機に過走帯を示す灯火。 |
ORSR | (Oceanic Route Surveillance Radar:洋上航空路監視レーダー) ARSRの覆域が不足している洋上空域にある航空機を監視するためのレーダーであり、レー ダーサイトから約460Km以内の空域にある航空機を探知することができ、 洋上における航空路管制業務に使用される。 |
PALS | (Precision Approach Lighting System:標準式進入灯) 着陸しようとする航空機にその最終進入の経路を示す灯火。 |
PAPI | (Precision Approach Path Indicator:進入角指示灯) 着陸しようとする航空機にその着陸の進入角の良否を示す灯火。 |
PAR | (Precision Approach Rader:精測進入レーダー) 管制官がレーダーを見ながら、航空機を3次元的に滑走路の接地点へ誘導する着陸援助施設。 |
RAG | (Remote Air-Ground Communication:リモート対空通信施設) |
RAI | (Runway Alignment Indicator:進入路指示灯) 直線進入用の進入路指示灯。 |
RCAG | (Remote Center Air-Ground Communication:遠隔対空通信施設) 航空交通管制部(ACC)において、管制空域内を飛行する航空機に対して航空路管制業務、進入管制業務等を実施する際に使用する対空通信施設。 |
RCC | (Rescue Co-ordination Center:救難調整本部) 航空機の捜索救難に関する協定(警察庁、防衛省、国土交通省(航空局)、海上保安庁及び消防庁の関係機関により締結)に基づき、東京空港事務所に設置されている救難調整本部のことで、航空機が遭難又は行方不明になった場合に、関係機関が行う捜索・救難(SAR)活動について業務調整を行う機関。 |
RCLL | (Runway Centerline Lights:滑走路中心線灯) 離着陸しようとする航空機に滑走路の中心線を示す灯火。 |
RDML | (Runway Distance Marker Lights:滑走路距離灯) 滑走路を走行中の航空機に滑走路の先方の末端からの距離を示す灯火。 |
REDL | (Runway Edge Lights:滑走路灯) 離着陸しようとする航空機に滑走路を示す灯火。 |
REL | (Runway Entrance Lights:航空機接近警告灯) 滑走路に入る前の地上走行中の航空機に対し、当該滑走路から離陸し、又は着陸しようとする他の航空機の接近を示す灯火。 |
RETIL | (Rapid Exit Taxiway Indicator Lights:高速離脱用誘導路指示灯) 滑走路を走行中の航空機に対し、高速離脱用誘導路への出入経路と滑走路中心線との接続点までの距離を示す灯火。 |
RGL | (Runway Guard Light:滑走路警戒灯) 地上走行中の航空機に滑走路に入る前に一時停止すべき位置を示す灯火。 |
RISE | (Reliability management Information Sharing Equipment:信頼性管理情報共有装置) |
RLLS | (Runway Lead-in Lighting System:進入路指示灯) 離陸した航空機にその離陸後の飛行経路を、または着陸しようとする航空機にその最終進入経路あるいは最終進入の経路に至るまでの進入経路を示す灯火で周回進入用の進入路指示灯。 |
RNAV | (Area Navigation:広域航法) 無線施設、自蔵航法装置若しくは衛星航法装置、又はこれらの組み合わせで、任意の経路を飛行する方式による航法。 |
RNP | (Required Navigation Performance:航法性能要件) 特定空域内における航行に必要な航法性能。 |
RTHL | (Runway Threshold Lights:滑走路末端灯) 離着陸しようとする航空機に滑走路の末端を示す灯火。 |
RTZL | (Runway Touchdown Zone Lights:接地帯灯) 着陸しようとする航空機に接地帯を示す灯火。 |
RVR | (Runway Visual Range:滑走路視距離) 滑走路の中心線上にある航空機からパイロットが滑走路標識、滑走路灯又は滑走路中心線灯を視認できる距離で、透過率計により測定したもの。 |
RWSL | (Runway Status Light:滑走路状態表示灯) 航空機または車両が滑走路を占有(使用)している場合、他の離陸しようとする航空機もしくは滑走路を横断しようとする航空機または車両に対して警告する灯火。 |
RWYTIL | (Runway Threshold Identification Lights:滑走路末端識別灯) 着陸しようとする航空機に滑走路末端の位置を示す灯火。 |
RX | (Radio Receiver:無線受信機) |
SALS | (Simple Approach Lighting System:簡易式進入灯) 着陸しようとする航空機にその最終進入の経路を示す簡易式の灯火。 |
SAR | (Search and Rescue:捜索救難) |
SBAS | (Satellite Based Augmentation System:衛星経由送信型衛星航法補強システム) GPS衛星の測位誤差や異常を監視し、測位誤差やGPSの信頼性に関する情報を静止衛星経由で航空機へ送信するシステムである。航空機は、SBAS信号を用いてGPSの測位の誤差補正を行うことで測位性能が向上し、出発から到着まで衛星航法により飛行することが可能となる。 |
SFL | (Sequenced Flashing Lights:連鎖式閃光灯) 進入灯の補助として進入灯の中心を閃光する灯火。 |
SLIM | (SeLected aIrspace target data extract equipMent:特定空域ターゲット抽出装置) HARPより出力するマルチセンサーターゲットデータのうち、特定空域を抽出しTAPSへ出力する装置。 |
SMC | (System operation Management Center:システム運用管理センター) 航空保安無線施設等の運用状況の把握、運用に必要な信頼性データの解析を行う機関。 |
SRR | (Search and Rescue Region:捜索救難区) 各国が航空機の捜索救難業務の責任を負う区域としてICAOで決定される。我が国が責任を負う区域は東京捜索救難区(TOKYO SRR)であり、福岡FIRの区域と一致する。 |
SSR | (Secondary Surveillance Radar:二次監視レーダー) 航空機は、この装置から発する質問電波を受信すると、機上のATCトランスポンダー(航空交通管制用自動応答装置)から各機に固有の応答信号を発射し、地上のレーダー表示画面上に航空機の識別、高度並びに緊急事態の発生等を表示する。 SSRモードSは、個々の航空機に割り当てられた航空機アドレスを使用して航空機に個別質問を行うことにより、目標検出の精度及び信頼性を向上した新型SSR。 |
STBL | (Stop Bar Lights:停止線灯) 地上走行中の航空機に一時停止の要否及び一時停止すべき位置を示す灯火。 |
SUP | (AIP Supplements:航空路誌補足版) AIPの一時的(有効期限が3か月以上に及ぶもの)変更等を内容とするものが掲載される航空情報。 |
SWIM | (System Wide Information Management:航空情報共有基盤) 「信用できる情報サービス」を「信頼できる環境」により利用できるようシステム横断的に「情報管理する仕組 み」のことで、航空交通管理にかかる意思決定をサポートし、管制機関、航空会社、空港会社などの関係者が情報の交換を容易にするもの。 |
TACAN | (Tactical Air Navigation System:極超短波全方向方位距離測定装置) 軍用を目的として開発されたもので、極超短波を使用し方位及び距離情報を同時に提供する施設である。TACANの距離測定部はDMEと同じ機能のため、VORと併設しVORTACとすることにより、民間航空用の標準施設であるVOR/DMEと同様な使用が可能。 |
TAPS | (TrajectorizedAirportTrafficDataProcessingSystem:空港管制処理システム) 統合管制情報処理システムを構成する処理系の一つ。管制官による飛行場管制及びターミナル・レーダー管制業務の実施を支援するための情報処理を行う。 |
TBO | (Trajectory Based Operations:軌道ベース運用) 航空機の軌道情報(地理的位置(緯度・経度等)、高度、時間)を関係者間で共有、管理、使用する運用。 |
TCA | (Terminal Control Area) 進入管制区内の公示された空域であって、レーダー識別されたVFR機に対して当該機の要求に基づくレーダー誘導、当該機の位置情報の提供、進入順位及び待機の助言、レーダー交通情報の提供等の業務が実施される空域をいう。 |
TCAS | (Traffic alert and Collision Avoidance System) 航空機搭載用の衝突防止装置。近接する他の航空機のトランスポンダーに質問信号を送信し、その応答信号を受信して、空中衝突の恐れがある航空機との衝突回避に必要な垂直方向の回避指示をパイロットに提示することで、空中衝突を未然に防止する。 |
TCLL | (Taxiway CenterLine Lights:誘導路中心線灯) 地上走行中の航空機に誘導路の中心線及び滑走路又はエプロンへの出入経路を示す灯火。 |
TEAM | (TrajectorizedEnhanced Aviation Management:航空交通管理処理システム) 統合管制情報処理システムを構成する処理系の一つ。航空機運航の全ての段階において、安全かつ効率的な運航を確保するために必要とされる空域管理、航空交通流管理及び航空交通業務を支援するための情報処理を行う。 |
TEDL | (Taxiway Edge Lights:誘導路灯) 地上走行中の航空機に誘導路及びエプロンの縁を示す灯火。 |
TEPS | (TrajectorizedEn-routeTrafficData Processing System:航空路管制処理システム) 統合管制情報処理システムを構成する処理系の一つ。管制官による航空路管制業務の実施を支援するための情報処理を行う。 |
THL | (Take-off Hold Lights:離陸待機警告灯) 離陸しようとする航空機に他の航空機による滑走路の使用を示す灯火。 |
TOPS | (TrajectorizedOceanicTrafficDataProcessingSystem:洋上管制処理システム) 統合管制情報処理システムを構成する処理系の一つ。管制官による洋上管制業務の実施を支援するための情報処理を行う。 |
TPIL | (Turning Point Indicator Lights:転回灯) 地上走行中の航空機に転回区域における転回経路を示す灯火。 |
TWY | (Taxiway:誘導路) |
TXGS | (Taxiing Guidance Signs:誘導案内灯) 地上走行中の航空機に行き先、経路、分岐点等を示す灯火。 |
TX | (Radio Transmitter:無線送信機) |
UHF | (Ultra High Frequency:極超短波(200MHz~400MHz帯)) |
UPR | (User Preferred Route) 洋上空域において運航者が、運航機材、運航時刻、気象予報等を考慮して任意に飛行経路を作成する飛行計画方式。 |
VDGS | (Visual Docking Guidance System:駐機位置指示灯) 地上走行中の航空機にエプロンにおける駐機位置への走行経路からの偏差及び駐機位置までの距離を示す灯火。 |
VHF | (Very High Frequency:超短波(100MHz帯)) |
VOR | (VHF Omnidirectional Radio Range:超短波全方向式無線標識施設) 超短波を用いて有効到達距離内のすべての航空機に対し、VOR施設からの磁北に対する方位を連続的に指示することができ、航空路の要所にVOR施設を設置すること により航空機は、正確に航空路を飛行することができる。また、VHF帯を利用しているため雷雨等の影響が少なく飛行コースを正確に指示することができる。 |
VORTAC | (VOR and TACAN Combined Facility:ボルタック(VORとTACANの併設)施設) VORとTACANの2つの施設により構成される施設で、ひとつのサイトからVOR方位、TACAN方位並びに距離の3種類の情報を提供している。 |
WAM | (Wide Area Multilateration:広域マルチラテレーション) 航空機の航空交通管制用自動応答装置から送信される信号を4ヶ所以上の地上受信局で受信して、受信した時刻差から当該航空機の位置を測定する航空機監視用の装置。 |
WBAR | (Wing Bar Lights:滑走路末端補助灯) 滑走路末端灯(RTHL)の機能を補助するための灯火。 |
WDIL | (Wind Direction Indicator Lights:風向灯) 航空機に風向を示すための灯火。 |
航空交通管制区 | 航空交通管制区とは、航空交通の安全のために告示で指定される地表又は水面から200m以上の高さの空域。 |
航空交通管制圏 | 航空交通管制圏とは、航空交通の安全のために国土交通大臣が指定される航空機の離着陸が頻繁に実施される空港等付近の上空の空域。空域内を飛行する航空機に対し、主として飛行場管制業務が提供される。 |
航空交通情報圏 | 航空交通情報圏とは、航空交通管制圏が設定される空港等以外で、航空交通の安全のために告示で指定される空港等付近の上空の空域。空域内を飛行する航空機に対し、飛行場対空援助業務又は他飛行場援助業務が提供される。 |
航空路 | 航空路とは、航空機の航行に適する空中の通路として国土交通大臣が指定するものをいう。航空路の名称は、英字(A, B, G, R, V, W)及び数字(1~999)により表され、国際航空路についてはA, B, G, Rを、国内航空路についてはV, Wを使用している。 |
進入管制区 | 進入管制区とは、航空交通管制圏内の空港等から離陸に引き続く上昇飛行、同空港等への着陸に先行する降下飛行が行われる航空交通管制区のうち告示で指定する空域。この空域を飛行する航空機に対しては、進入管制及びターミナル・レーダー管制が行われるなど航空機の安全確保が図られている。 |
統合管制情報処理システム | 管制情報処理システムと航空交通情報システムが持つ機能を統合したシステム。 |
特別管制空域 | 航空交通管制区又は航空交通管制圏のうち、告示で指定する空域。航空交通の輻輳する空域のうち、主に特定の空港の周辺が特別管制空域として公示されている。管制機関から許可された場合を除き、有視界飛行方式による飛行を行うことはできない。 |
トラジェクトリ | 航空機が飛行する軌道を定義する4次元のポイント(水平位置、高度、時刻)の集合であり、センサデータなどから得られる航空機の捕捉位置やダウンリンクパラメータなど、利用可能なあらゆるデータを使用して計算された、航空機の飛行位置を表す状態ベクトルの時系列データ。 |
ドローン(無人航空機) | 航空の用に供することができる機器であって、構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操縦又は自動操縦(プログラムにより自動的に操縦を行うことをいう。)により飛行させることができるもの。(重量が100グラム未満のものは除く。) |
空飛ぶクルマ | 電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段。 |