空の安全を守る ツバサノシゴト TUBASA no SHIGOTO

航空保安業務ってなに?

航空保安業務ってなに?

毎日、日本の空には約5,900機もの航空機が飛び交っています。
大型のジェット機から小型の飛行機、ヘリコプターなど、その種類もさまざまです。
こんなに多くの航空機が安全かつ効率よく目的地に到着できるように空のツバサを守るシゴトがあります。

それが「航空保安業務」であり、国土交通省の職員が中心となって行っています。

6 空の安全は守られています。

「航空保安業務」には、大きく6つのシゴトがあり、それぞれが連携することで、空の安全は日々、守られています。

01 01 01

チームワークで安全をつなぐ

ソラのナビゲーター

管制のシゴト

新しい刺激や発見が好きな人におすすめ

02 02 02

情報で航空機をアシストする

ソラのコンシェルジュ

運航情報のシゴト
管制通信のシゴト

幅広い分野で活躍したい人におすすめ

03 03 03

先端技術で安全を届ける

ソラのエンジニア

管制技術のシゴト

無線機やコンピュータが好きな人におすすめ

04 04 04

空港の安心、安全を光で守る

光と電気のプロバイダー 光と電気のプロバイダー

航空灯火・電気技術のシゴト

照明や電気に興味がある人におすすめ

05 05 05

ソラの道を守る

空飛ぶドクターホワイト

飛行検査のシゴト

航空機に「乗って!」「触って!」「近く!」で働きたい人におすすめ

06 06 06

安全運航の源となる

ソラのエナジーマネージャー

交通管制機械のシゴト

エンジンや発電機などの機械に興味がある人におすすめ

01

チームワークで安全をつなぐ

ソラのナビゲーター

「管制のシゴト」

無線などを使用してパイロットと通信し、高度、スピード、方向を指示して航空機同士の安全を確保する、いわば空の司令塔です。
雨・風・雷などの天候の変動だけでなく、離着陸する航空機や飛行している航空機の交通状況も常に変化するため、あらゆる状況に、即時に対応しなければなりません。
一緒に仕事をする管制官や様々な職種の人たちと協力し合う意識を常に持ち、チームとして24時間365日、管制塔やレーダー室から日本の空の安全を支えています。

航空交通
管理
航空路
ターミナル・
レーダー
進入
飛行場
着陸誘導

「管制のシゴト」 「管制のシゴト」

航空管制官

航空管制官になるには?

 空港の近くは目で、遠くはレーダーで航空機の位置を確認し、その航空機のパイロットに対して無線やデータリンクを使用して指示を出すことで、航空機が安全に飛行できるようナビゲートしています。 

INTERVIEW

福岡航空交通管制部

吉⽥ ⼤地

冷静に⾃信を持って
裏⽅に徹する

北九州空港事務所

勝俣 芽久美

空の安全は人との
繋がりから。

成田空港事務所

須賀 美由紀

チームワークで
質の高い管制業務を

神戸航空交通管制部

杉山 知一

将来における航空管制
の発展はあなた次第!

仙台空港事務所

沖 琴葉

空の安全を守る
「義務」と「自負」

東京空港事務所

細萱 彦太郎

同じ目標に向かって、
チームで仕事する

航空交通管理管制官

航空交通管理管制官になるには?

 天候不良時における飛行経路の変更や、交通量が多い時には地上で出発時間を調整して空中待機を避けることで、燃料削減につながり効率的な運航に貢献しています。

01

情報で航空機をアシストする

ソラのコンシェルジュ ソラのコンシェルジュ

「運航情報のシゴト・管制通信のシゴト」

航空機が安全に飛ぶためには、空港や飛行ルートについて、たくさんの情報を知ることが必要です。
パイロットが必要な情報を専用システムや無線などあらゆる手段で提供し、パイロットが安心して飛べるようサポートしています。
また、空港の滑走路を点検したり、お客さまが乗り降りする場所を管理したりすることで、航空機が安全に空港を利用できるようサポートしています。
万が一、航空機が行方不明になってしまった場合には、関係機関と協力しながら捜索や救助のプランを素早く決めて、早期解決に向けて活躍しています。

運航援助業務
⾶⾏場情報
対空援助
航空交通
管理情報
航空情報
国際
対空通信

「運行情報のシゴト・管制通信のシゴト」 「運行情報のシゴト・管制通信のシゴト」

航空管制運航情報官

航空管制運航情報官になるには?

  航空機が安全に飛べるよう、パイロットにいろいろな情報の提供を行っています。また、空港の滑走路の点検など、航空機が安全に空港を利用できるようサポートしています。

INTERVIEW

新千歳空港事務所

川村 智子

航空行政に関するコン
シェルジュのような存在

那覇空港事務所

村田 修一

一緒に働く機会を
楽しみに待っています

東京空港事務所

山崎 茜

チーム全員でフォロー
しながら業務ができる

航空交通管理管制運航情報官

航空交通管理管制運航情報官になるには?

 航空機の飛行ルート、空港、気象の情報など、航空に関するあらゆるデータベースをもとに、全ての航空機がスムーズに飛行できるようサポートしています。

INTERVIEW

航空交通管理センター

辻 尚美

チームで協力しあい
ながら働ける職場

航空情報管理管制運航情報官

航空情報管理管制運航情報官になるには?

 航空機が飛ぶためには、空港や飛行ルートの情報など、様々な情報(航空情報)が必要です。これらの情報を作成し、関係者に便利な方法で提供しています。

INTERVIEW

航空情報センター

九鬼 雅彦

航空機の運航を陰から
支える縁の下の力持ち

航空管制通信官

航空管制通信官になるには?

 太平洋上など日本から遠く離れた場所を飛ぶ航空機と無線で交信し、航空機からの連絡を受けたり、気象情報を提供しています。

03

先端技術で安全を届ける

ソラのエンジニア

「管制技術のシゴト」

航空機が目的地まで安全に飛ぶためは、航空管制官の声をパイロットに届ける必要があります。
携帯電話の電波も届かない上空の遙か彼方までその声を届けているのが無線施設です。   
無線施設には、地上からの声を届ける通信システムのほか、航空機を電波で誘導する航法システム、航空機の位置を把握する監視システムなどがあり、私たちはこのようなシステムが常に正常に動作するよう管理するだけでなく、より良いシステムを求めて新たな技術の設計・開発も行っています。

無線施設
などの開発
施設の設置
施設の
保守管理
施設の
信頼性管理

「管制技術のシゴト」 「管制技術のシゴト」

航空管制技術官

航空管制技術官になるには?

 航空機の運航を地上から支援する無線施設などが正常に動作するよう、運用監視、技術操作、機能診断、点検整備などを行っています。

INTERVIEW

関西空港事務所

塩澤 航太

仕事や研修を通じて
多くの知識が身につく

福岡空港事務所システム運用管理センター

松本 萌

空の安全を支えるやり
がいのある仕事です

技術管理センター

矢加部 彰

新技術を導入した
新システム開発

成田空港事務所

佐藤 麻美

航空の安全を支える
やりがいのある仕事です

飛行検査センター

安川 伸彦

日々飛行検査機に乗って
検査・検証を実施

航空交通管理管制技術官

航空交通管理管制技術官になるには?

 飛行中の航空機の流れを処理するシステムなどを維持管理しています。また、全国の無線施設を監視し、施設の保守や異常による影響を最小限にとどめるための運用調整を行っています。

04

空港の安心、安全を光で守る

光と電気のプロバイダー 光と電気のプロバイダー

「航空灯火・電気技術のシゴト」

航空機のパイロットは、航空機の離着陸や地上走行を行うため、滑走路の位置や形、地上走行ルートを目で見ながら操縦します。そのため、滑走路などをパイロットが見やすくなるよう、異なる色や光の強さを持った様々な「航空灯火」を設置してます。また、広い空港内に「電力施設」を設け、空港内に点在する航空機の運航を支援する管制施設等に安定した電力の供給をしています。

航空灯⽕
電気施設の
設置
航空障害灯
昼間障害標識
の設置
類似灯⽕の
制限
電気⼯作物の
保安管理

「航空灯火・電気技術のシゴト」 「航空灯火・電気技術のシゴト」

航空灯⽕・電気技術官

 航空灯火や航空保安用電気施設の設計・開発・評価をするとともに、管理・運用を行っています。

05

ソラの道を守る

空飛ぶドクターホワイト 空飛ぶドクターホワイト

「飛行検査のシゴト」

 航空機はクルマと違い、道路標識がなく目印となるモノがないため、出発してから目的地に安全に着くまでには様々な無線施設の助けが必要です。あまり知られていませんが、飛ぶべき空の道もちゃんと決められていて、例えると高速道路にあたるのが「航空路」、高速道路までの一般道を「飛行の方式」と呼んでいます。
私たちは、6機の航空機で北は北海道から南は沖縄諸島までと日本中の空を飛び回りながら、全国にある空港や無線施設からの電波の受かり具合を確認し、空の道(航空路、飛行の方式)を点検することで、空の安全を支えています。

⾶⾏の
検査・調査・
検証
⾶⾏検査機の
運航・整備
⾶⾏検査機の
運航管理

「飛行検査のシゴト」 「飛行検査のシゴト」

⾶⾏検査官

 飛行検査官には、航空機を操縦するパイロット、メンテナンスを行う整備士、運航を管理する職員や検査業務を行う無線技術士と様々な役割をもった職種が「ONE TEAM」となって全国の空港や無線施設、航空路の検査を行っています。

06

安全運航の源となる

ソラのエナジーマネージャー ソラのエナジーマネージャー

「交通管制機械のシゴト」

航空機の安全運航を支える、無線施設やレーダー施設など様々な航空保安施設は電気がないと動作しません。もしも、停電したときの備えがないと、航空機がどこを飛んでいるのか居場所がわからず、パイロットと管制官が通信することも出来なくなってしまいます。このような困った状態にならないように、発電設備やUPS(無停電電源設備)を整備して、台風や落雷をはじめ自然災害などの影響で停電が発生しても電気を確保し、航空機の安全運航を支えています。

予備電源設備
の開発・評価
予備電源設備
の設置
予備電源設備
の保守管理
予備電源設備
の信頼性管理

「交通管制機械のシゴト」 「交通管制機械のシゴト」

施設運⽤管理官

 空港をはじめ各地に設置された航空保安施設に電源を供給するための発電設備、UPS(無停電電源設備)の整備、運用、維持管理を行っています。

JANS(JAPAN AIR NAVIGATION
SERVICE)とは

JANS(JAPAN AIR NAVIGATION SERVICE)とは

 JANS(JAPAN AIR NAVIGATION SERVICE)は、日本が管轄する福岡飛行情報区(福岡FIR)において航空交通管制などの航空保安業務を提供しています。航空交通の安全確保と航空機運航の利便性向上のため、日本全国の空港や航空交通管制部などで国土交通省に所属する約4,200名(※)の職員が、24時間365日、ソラの安全を守るシゴトをしています。
※令和2年度時点

冷静に⾃信を持って
裏⽅に徹する

吉⽥ ⼤地

平成21年採⽤
福岡航空交通管制部

吉⽥ ⼤地

どのようなきっかけで航空管制官になろうと思ったのですか?

⾼校の修学旅⾏の時に初めて⾶⾏機に乗ったのですが、到着直前に「管制塔からの連絡で滑⾛路上に⿃がいるとのことで着陸を中断して上昇しています」とアナウンスがあり、管制官ってそんな事も⾔うのかと驚き、興味を持ったのがきっかけでした。もし何事もなく着陸していたらこの仕事をしていなかったかもしれません。

若⼿からベテランまでいるチームの中で、仕事をする上で⼤
切だと思うことは何ですか?

「最低限の礼儀は忘れず、必要なことは申し出る」。指摘したくてもできないのではベテランの⽅に何も⾔えなくなってしまいます。私の職場は⽿を傾けてくださる⽅ばかりですので⾔いやすいですが、最低限の礼儀を忘れないことは⼤事だと考えています。後輩にも積極的に話してほしいと思うので、私も先輩⽅のような姿勢を⼤切にしています。

未来の航空管制官へメッセージをお願いします。

この仕事は積極性が最も大事です。受け身ではできません。自分で考え、仲間と共に冷静に処理していくことの連続です。そして先走ってもいけません。感情的にならないよう日頃から気をつけています。もし自分に積極性や冷静さが足りないと感じる方は日常生活で少し気を付けるところから始めてみるのも、一つの対策かもしれません。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #01

空の安全は人との
繋がりから

勝俣 芽久美

平成10年採用
北九州空港事務所

勝俣 芽久美

主幹として、チームではどのような役割を担っていますか?

主幹といえば、上司である先任管制官と若手管制官の間に立つ中堅的な立場になります。先任管制官と連携しながら、また指示を仰ぎながら、時には他の部署と調整を行い、チームが円滑に業務を行えるようにしています。また、管制官一人一人のことを気にかけ、風通しの良い職場環境づくりを心掛けています。

最初に赴任されたときと、現在とでどんなことに変化を感じますか?

新人の時は一人前の管制官になることで精一杯でしたが、様々な経験を得るうちに、管制以外の方々との連携があるからこそ、空の安全が守られていることを知りました。更に、現在は子育て真最中ですが、ワークライフバランスの取り組みのもと、周りの協力もあってこの仕事を続けることができ、入省当時より周囲に対して感謝の気持ちを持って業務を実施するようになりました。

未来の航空管制官へメッセージをお願いします。

管制官は多くの人の命を預かり航空機に許可や指示を出すわけですから、訓練は厳しいですが、その分達成感も大きいので、困難なことがあっても諦めない熱意が必要だと思います。また、航空機を安全に飛行させるには、他の管制官との協力が不可欠であり、人と人との繋がりを大切にすることが重要です。皆さんと一緒に業務できる日を楽しみにしています。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #02

チームワークで質の
高い管制業務を

須賀 美由紀

平成7年採用
成田空港事務所

須賀 美由紀

子育てと仕事の両立について教えてください。

管制官、そして2児の母として、同じ管制官の夫とともに子育てと仕事の両立に励んでいます。子どもが小さいうちは急な発熱などにより突発的に休みが必要となり、職場の皆さんのご理解なくしては両立できなかったと感じており、感謝しています。今後は子育てと仕事の両立を目指すお母さん管制官もさらに増えていくと思いますので、今度は私もそんな方々の支えになれたらと思っています。

成田空港の管制業務の特徴、醍醐味について教えてください。

成田空港では2本の滑走路を使用して国際線を中心に1日700便を超える航空機が離着陸しており、国際色豊かで様々な国のパイロットとの英語でのコミュニケーションには神経を使います。また、国際線が多いため、出発、到着の混雑が特定の時間に集中し、交通量に合わせて複雑な管制処理が求められます。それらが難しいところであるとともに醍醐味でもあると思っています。

未来の航空管制官へメッセージをお願いします。

空の安全は管制官だけでなく、いろいろな職種の人々によって守られています。その中の一つである管制業務は管制塔内で働く管制官のチームワークで成り立っている仕事であり、日頃から周囲の人たちと円滑なコミュニケーションをとり、信頼関係を築くことが何より大事だと思っています。近い将来に皆さんと一緒にチームワークを発揮してより良い管制業務に臨める日を楽しみにしています。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #03

将来における航空管制の発展はあなた次第!

杉山 知一

平成4年採用
神戸航空交通管制部

杉山 知一

どのようなきっかけで航空管制官になろうと思ったのですか?

子供の頃から乗り物が好きだったこともあり、百科事典に載っていた飛行機に興味を持ち始めました。そして、航空業界にはどのような仕事があるのかと調査しているうちに、管制官は飛行機に指示を与え、その通りに飛行する等、専門的だということを知り、特殊な仕事に就きたいという自分の希望に合っていたため受験してみようと思った次第です。

現在の業務の苦労する点とやりがいについて教えてください。

現在は、今後長期間に渡って計画されている空域再編に関する企画・立案等の取り纏めをしていますが、業務内容が多岐に渡るため、同時並行で複数の事柄を検討する日々です。それでも、様々な課題を一つ一つ乗り越えることに大きな達成感を得ており、これぞやりがい!と思いながらやっています。

未来の航空管制官へメッセージをお願いします。

『チームワーク』と『コミュニケーション』。他の職員と協力して業務を進めていくためにはお互いの意思疎通が大切です。管制官という仕事では特にそれが重要視され、先輩・後輩関係なく一人の管制官として肩を並べて業務を行います。信頼できる仲間と共に、困難に立ち向かい、空の安全を守る航空管制という仕事を是非一緒にしてみませんか? (※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #04

空の安全を守る「義務」と「自負」

沖 琴葉

平成31年採用
仙台空港事務所

沖 琴葉

どのようなきっかけで航空管制官になろうと思ったのですか?

大学生最後の年に、自分の得意分野を活かせる職業を真剣に考え始め、調べていく中で管制官という職業に出会いました。自分自身が留学中に多くの人に支えられた経験から、かつての自分と同様に慣れ親しんだ土地を離れ新たな挑戦をしようとする人を含め、航空機に乗る多くの人々を支えたいという思いから採用試験を受けることに決めました。

仙台空港での訓練はどのようなものですか?

訓練監督者を始め、チーム全体が訓練生の意思を尊重してくれます。そのような恵まれた環境の下、自身の課題と向き合い、段階を追った目標を設定しながら訓練を進めることができます。日々航空機に指示することの重責を痛感し、マイクを握る間は常に緊張しますが、訓練が進み技量が上がっていくにつれ、安全でより効率的に航空機の流れを形成する面白さを感じることができます。

未来の航空管制官へメッセージをお願いします。

訓練中はもちろんですが、資格を取得した後も管制官として働く限り、常に学ぶ姿勢を持つことが求められます。今の生活の中でも自分の好奇心を大切にして、幅広く知識と経験を増やすことを楽しんでください。その探究心が学ぶ姿勢に繋がります。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #05

同じ目標に向かって、チームで仕事する

細萱 彦太郎

平成11年採用
東京空港事務所

細萱 彦太郎

若手からベテランまでいるチームの中で、仕事の上で大切なことは何ですか?

年齢や性別はもちろん、性格も経験値も異なるメンバーでチームを形成して管制業務を行っています。そのメンバーが同じ方向へと前進するために、全員が共通の目標を設定して業務に臨むことが重要です。共通の目標に向かって、チーム全体で訓練生を育てたり、安全と効率を追求して業務を遂行しています。

羽田空港の管制業務の特徴、醍醐味について教えてください。

とにかく交通量が多く、無線通信の量も多いというのが特徴で、役割を細かく分担して仕事をしています。安全で確実な業務を実施するには各管制官との情報交換や助け合いが必要不可欠です。阿吽の呼吸で意思疎通ができたと感じる場面も多く、繁忙であってもチームワークで仕事を進めていると実感できることが醍醐味です。

未来の航空管制官へメッセージをお願いします。

管制官はやりがいと面白さがある仕事だと思います。毎日、毎回異なる状況がやってきますし、持ち場についたら経験年数や年齢に関係なく先輩と後輩が肩を並べて仕事をします。そこで必要とされるのは、チームで仕事をするための協調性や、パイロットや他の管制官との意思疎通です。「チームワーク」と「コミュニケーション」を大切にしてください。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #06

航空行政に関するコンシェルジュ
のような存在

川村 智子

平成2年採用
新千歳空港事務所

川村 智子

航空管制運航情報官は航空行政に関するコンシェルジュのような存在といわれることがあります。
その業務は法令に基づく事務処理から緊急を要する航空機への対応まで多岐にわたり、「どこに問い合わせたらよいかわからないので、とりあえず航空管制運航情報官へ電話してみました。」と言われることも…。おかげさまで卒業してから何年たっても毎日が勉強です。
 私自身もこれまでいろいろな経験をさせていただきました。初めての勤務は遠く太平洋上にいる航空機との交信、その後は航空機や運航関係者と間近に接する空港勤務等を経て、業務用システムの開発評価に携わっていた時期もあります。
 現在は主に道内を飛行する航空機の運航監視や対空援助を行っていますが、全ての業務を通じて感じるのは、航空機の運航は実にいろいろなひとに支えられていて、いくつもの調整を経た情報を共有することで、強固なチームワークにより安全が守られているということです。
 私達は、その幅広い業務経験を基にさまざまな方向から関係者と協力し、航空機の運航の安全や円滑な空港運用を支援しています。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #01

一緒に働く機会を楽しみに待っています

村田 修一

那覇空港事務所

村田 修一

なぜ、運航情報官を目指そうとしたのですか?

最初から運航情報官を目指していたわけではありません。受験当時は、将来つく仕事の一つとして航空業界を考えていた程度でした。文科省管轄大学への進学も選択肢にありましたが、将来性、経済性を重視し、航空保安大学校を選択しました。業務内容をパンフレットで読みしたが、よくわからないというのが正直なところでした。業務内容はわからないまでも幅広いことは分かりました。幅広い業務の中にどれか自分に向いてるものがあるかも、という漠然とした直感と受験科目で決めました。結果として、その選択は間違ってなかったと思っています。

県外で生活することへの不安は無かったですか?

不安はありましたが、旅行などの短期滞在では知ることができない、住んでみないと分からないことに対する期待の方が大きかったです。

全国異動のメリット、(引越作業、私生活面等)

デメリット:異動は生活環境を大きく変えることになるので、心身両面で大きな負荷がかかります。
 メリット:住んでみないとわからない風習・文化にふれられること、新たな人との出会いなど、異動で払う大きな労力以上のものを得られることが多いと感じてます。

これまで経験した業務で印象に残っているものについて教えてください。

AISC業務開始

航空情報センターの立ち上げ準備が、印象に残っています。お堅い作業(要領制定など)もありましたが、部屋のレイアウトを決めたり、パンフレットを作ったり、みんなで、あ~でもない、こ~でもないと意見を出しながらの作業は、さながらクラスでの学園祭準備や部活動を思い出すような仕事でした。

岩沼研修センターでの教官

過去に学校の先生になろうと思ったこともなく、教壇に立ち、講義をすることになろうとは、爪の先ほども考えたことはありませんでした。教官の打診があった時は、何かの間違いだと思いました。ことわざで「教うるは学ぶの半ば」とありますが、業務についてだけでなく、教授法や伝わりやすい資料などについて参考書で学習、講義で実践、修正の繰り返しは、正に教えることによって学ぶ日々でした。

運航情報官として苦労した点について教えてください。

業務として扱う範囲が広いため、経験の蓄積と知識習得に苦労しています。(現在も進行形です。)

運航情報官としてやりがいのある点について教えてください。

自分に合った(向いている)やり方で航空の安全を支える役割を果たせることが、やりがいがいのある点です。運航情報官の業務は幅広いため、一つの業務に精通し航空の安全を支えることもできますが、たとえ一つの業務が合わなかったとしても、自分に向いてると思える業務を見つけることができます。苦労する点の裏返しになりますが、多種多様な立場で航空の安全を支える点が運航情報官としてのやりがいだと思います。

職場の環境・人間関係について

年休は取得率が低いと、休め・休めと言われます。調整が必要になりますが、社会人としてはなかなか長い休みも取得可能です。育児休暇は女性だけでなく男性も取得しています。自分の置かれた状況(資格取得前など)によりますが、柔軟な働き方が用意されていると思います。

未来の運航情報官へメッセージをお願いします。

明確な運航情報官のビジョンを持っていなくても構いません。パンフレットの記事や、インターネットで調べて得る情報くらいでは、運航情報官の仕事が何なのか把握することは難しいでしょう。でも、何となく向いてるかも? という、根拠はないけど感みたいなものがあり、踏み出してみようかな、と思えるなら運航情報官に向いてる可能性は高いと思います。業務が幅広いのと同じように、運航情報官の構成員も個性豊かです。色んな先輩が、あなたと一緒に働く機会を楽しみに待っています。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #02

チーム全員でフォローしながら業務ができる

山崎 茜

東京空港事務所

山崎 茜

なぜ、運航情報官を目指そうとしたのですか?

もともと、何か専門的な分野の仕事をしてみたいと思っていました。高校3年生の時に修学旅行で初めて成田空港へ行ったことがきっかけで、漠然と空港で働いてみたいと考えるようになりました。空港に関係する職業を調べていくなかで、なんとなく一番自分に合っているなと思ったのが運航情報官でした。

県外で生活することへの不安は無かったですか?

初めての土地で、一人で生活していくことに対する不安はありましたが、助け合える同期が近くにいるというのは寮生活の心強いところだなと思いました。思い返してみると不安よりも楽しかったことの方が多かったです。

全国異動のメリット、デメリットについて教えてください。

それぞれの職場ごとに様々な業務を経験できることや、異動のたびに職場内外で新しい人脈を広げられることはとても刺激になると思います。また、初めての場所での新しい暮らしに魅力を感じる人には向いているように思います。一方で、生活が落ち着いてきたころにまた異動になってしまったり、異動のたびに引越作業をこなさなければならないのはなかなか大変かなと思います。

これまで経験した業務で印象に残っているものについて教えてください。

島根県にある出雲空港で対空援助業務(空港・航空路の航空機に対する情報提供)を行っていたとき、定期便やドクターヘリ、個人機、防災航空隊など日々多くの航空機と交信を行っていました。同時に複数の機体と交信している時、こちらの心遣いに対してパイロットから「ありがとう」と言ってもらえること、常駐している防災航空隊員の方から情報提供について「助かりました」と言ってもらえることなどがとても嬉しく、仕事のモチベーションにつながりました。

運航情報官としてやりがいのある点について教えてください。

初任地であり現在の職場でもある羽田空港では、日々様々な事案が起こります。飛行場内で航空機がトラブルを起こしてしまった時、何機もの航空機が行き交うすぐ間近で早急な対応を求められます。新人の頃はその状況だけでも衝撃でしたが、運航情報官として迅速かつ適切な判断を求められ、またその対応が多くの人や運航に影響を与えるため、緊張感のある場面が多くあります。

職場の環境・人間関係について

現在の職場では、チーム全員でフォローし合いながら良い環境で業務ができていると思います。休暇についても比較的取りやすいのではないかと感じています。女性が増えたこともあり、女性同士安心して気軽に相談しあえる環境にあると思います。

未来の運航情報官へメッセージをお願いします。

運航情報官という職種は、あまり広く知られているものではないかもしれませんが、その業務は非常に多岐にわたります。どの空港にも特色があり、また地方航空局や航空情報センターなど空港以外の職場でしか経験できない業務もたくさんあります。教官方のサポートのもとで知識を身に着け、現場での様々な経験を通して自分なりのやりがいを見つけられる仕事だと思います。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #03

チームで協力しあいながら働ける職場

辻 尚美

平成13年採用
航空交通管理センター

辻 尚美

航空交通管理センターでは、安全で円滑な航空交通流の確保や空港運用をサポートするために、全国の空港運用状況などの把握、飛行計画、航空情報、気象情報等の各種データの一元管理、分析結果の関係機関への提供などを行っています。また、当該データを諸外国と交換する専用の航空通信ネットワークに関する調整などを実施しています。その他、大規模な自然災害や周辺国での事態に対応する危機管理業務も担っています。
 空港などでの経験を積んだのち異動する職場であり、私自身も、空港や航空情報センターでの勤務を経て配属されました。各業務経験、知識を総合的に活用し、またチームで協力しあいながら働ける職場環境です。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #01

航空機の運航を陰から支える縁の下の力持ち

九鬼 雅彦

航空情報センター

九鬼 雅彦

現在の業務の概要

我が国唯一の航空情報発行機関である航空情報センターにおいて、24時間体制で航空機の運航に必要な航空情報を発行・管理し、関係者への提供を行う業務を行っています。航空情報は航空機の運航の安全性や効率性に直結するものであることから、高度な技能、専門的な知識が要求されます。
 また、外国の航空情報の収集、分析、提供も行っていることから英語の能力も必要です。
 その他、紙による情報提供からデジタルデータによる情報提供への移行を段階的に行っています。これにより、人間が一つ一つの情報を確認・判断をしていた状況から、コンピューターがデータ処理を行い人間は必要な情報のみを享受できるようになります。

業務への心構え

航空機の運航を陰から支える縁の下の力持ちとして、自分が行う業務がエアラインやビジネス機など、ひいては一般のお客さまのためにもなっていると思うと責任感とともにすごくやりがいを感じています。

これまで携わった業務のエピソードなど

米軍基地であった岩国飛行場で民間航空機運航再開の準備要員として勤務していました。米軍との調整や各種規程類の作成等大変な事ばかりでしたが、とても貴重な体験となりました。
 空港にかける地元の人々の熱い思いがひしひしと感じられ、空港で働く意義や素晴らしさを感じることができました。

航空機の運航を陰から支える縁の下の力持ちとして、自分が行う業務がエアラインやビジネス機など、ひいては一般のお客さまのためにもなっていると思うと責任感とともにすごくやりがいを感じています。

運航情報官を志望した理由

高校の担任の先生から航空保安大学校のことを教えてもらい、自分なりに運航情報官のことを調べてみた結果、全国の空港で働けることや仕事の多様性に興味をもったからです。

未来の運航情報官へ一言メッセージ

運航情報官の業務は多岐にわたり、また職場が全国の空港などであるため転勤も多く確かに大変な面もありますが、言い換えれば様々な仕事を行うことができるし、全国に知りあいや友達を持つことができます。
 仕事に不安を持つかもしれませんが、航空保安大学校では教官や同期、職場では上司や先輩など必ず頼れる人がいますので安心してください。運航情報官になって私達と一緒に空の安全を守りましょう!(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #01

仕事や研修を通じて多くの知識が身につく

塩澤 航太

平成22年採用
関西空港事務所

塩澤 航太

私たち関西空港事務所航空管制技術官は空の安全を守るため24時間体制で勤務し、常に航空保安無線施設等の維持管理を行っています。私たちの仕事は、航空機が使用する各種無線施設や管制官が使用する管制情報処理システムの維持管理を行うため、高度で幅広い知識や技術が求められます。そのため苦労する面もありますが、仕事や研修を通じて多くの知識を身につける事ができます。また、自分自身の技能向上にもつながり、とても魅力的でやりがいのある仕事です。皆様も航空保安大学校に受験し、私たちと共に空の安全を支える一員として働いてみませんか。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #01

空の安全を支えるやりがいのある仕事です

松本 萌

平成25年採用
福岡空港事務所システム運用管理センター

松本 萌

私は福岡システム運用管理センターで航空管制技術官として働いています。システム運用管理センターは全国8カ所にあり、私の勤務する福岡では九州北部及び中国地方の一部にある空港の航空無線施設等を管轄しています。システム運用管理センターの航空管制技術官は管轄する航空無線施設などの整備・維持管理を行なっており、管轄各所へ出張することが多くハードな業務ですが、空の安全を支えるやりがいのある仕事です。
 受験生の皆さん、ぜひ一緒に航空管制技術官として働いてみませんか。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #01

新技術を導入した新システム開発

矢加部 彰

平成21年採用
技術管理センター

矢加部 彰

私は、技術管理センターに勤務し、新技術を導入した新システムの開発や、従来の管制システムをより質の高いシステムに改善する業務をしています。業務遂行には新たな発想や知識が必要で、日々勉強を求められますが、一つ一つが自分の知識と経験となり、自分自身が成長していることを実感しています。また、自分で開発を担当したシステムが、航空管制の現場で使用され、航空機の安全と運航に寄与していることを思うと、仕事にやりがいと誇りを感じています。皆様が、航空管制技術官になり、共に技術管理センターで働ける日を楽しみにしています。(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #01

航空の安全を支えるやりがいのある仕事です

佐藤 麻美

平成27年採用
成田空港事務所

佐藤 麻美

私は成田空港事務所の航空管制技術官として、無線施設や航空管制システムの維持管理を行っています。
 私たちの管理する施設は航空機や管制官が使用するため、常に万全の状態にしておく必要があり、航空の安全を支えるやりがいのある仕事です。
 また、24時間体制の仕事で緊張感もありますが、コミュニケーションが活発で明るい職場です。男性職員が多い職場ですが、最近は女性職員も増えてきています。
 皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #01

日々飛行検査機に乗って検査・検証を実施

安川 伸彦

平成18年採用
飛行検査センター

安川 伸彦

私は飛行検査センターに所属しており、航空管制技術官が管理運用を行っている航空保安無線施設等の電波が上空で正常に機能しているかを確認するため、日々飛行検査機に乗って検査・検証を実施しています。
 飛行検査業務を行うには、航空保安無線施設等の知識以外に航空機のアビオニクスの知識も必要となり勉強が必要ですが、一緒に飛行検査機に乗るクルーや施設管理者・運用者との連携がとても重要だと日々感じております。
 日本全国の空港及び航空路を飛び回ったり、長時間フライトがあったりとハードな面もありますが、大変やりがいのある仕事です。
 また、飛行検査センターにはパイロットや整備士もいるため、他職種の交流も魅力的です。
 みなさんもぜひ飛行検査センターに来て一緒に働きませんか?(※職員の所属、肩書き、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #01