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第1回 工法評価選定会議 資料 3.建設工法について

(1)羽田空港の再拡張は別図を基に建設工法を検討する。

(2)建設工法検討の前提条件

  水深
現地は、-18m~-20mの大水深である。(図-1)

  海底地盤
層厚20m以上の沖積粘性土層を含む軟弱地盤。(図-2、3、4)
洪積粘性土は合計で10m程度の厚み

  多摩川の流れに対する影響
多摩川の河岸延長線(別図の破線)の内側に入る1000m部分については、通水性を確保した構造とし、河川管理上支障のないものとする。

  海面上"高い"構造
東京港第一航路の航行船舶へのクリアランスを確保すると共に、連絡誘導路の下を小型船舶の通航が可能となるように、滑走路の面の高さを高く設定。 滑走路面の高さは、第一航路サイドで海面上+23m、多摩川サイドで+15m程度とする。(図-3)

  空港運用中の工事
羽田空港を運用しながらの工事であり、制限表面との関係で、工事機械などに"高さの制限"が加わる。(図-5、6)

  航行船舶の多い海域での工事
工事中における東京港第一航路を航行する船舶や空港周辺を航行する小型船舶等の安全の確保。

羽田空港再拡張案(別図)

図-1 現在の水深

注)水深は、東京港港湾計画図(H9年3月)による。

図-2 羽田空港における地盤の状況

図-3 計画平面図

注)水深は、東京港港湾計画図(H9年3月)による。

図-4 想定される地盤

図-5 制限表面(進入表面/転移表面)

図-6 制限表面の概念図



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