航空：イレギュラー運航の発生状況（令和４年３月）

イレギュラー運航の発生状況（令和４年３月）

（航空運送事業の用に供される航空機（最大離陸重量が5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの）

No.	発生日	運航者	航空機型式	便名	出発地	目的地	着陸地	概要	備考
1	3月1日	Peach・Aviation	エアバス式A320-214型	APJ115	関西国際空港	新千歳空港	関西国際空港	飛行中、燃料計の表示に一時的に不具合が発生したため引き返した。
2	3月1日	日本エアコミューター	ATR式42-500型	JAL3672	屋久島空港	福岡空港	鹿児島空港	上昇中、方向舵及び昇降舵の防氷装置に不具合が発生したことを示す計器表示があったため目的地を変更した。
3	3月1日	ジェットスター・ジャパン	エアバス式A320-232型	JJP401	成田国際空港	松山空港	成田国際空港	上昇中、ステアリングに不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
4	3月3日	日本航空	ボーイング式787-9型	JAL12	東京国際空港	ダラス	東京国際空港	飛行中、操縦系統の一部（スポイラー）に不具合が発生したため引き返した。
5	3月4日	日本貨物航空	ボーイング式747-8F型	NCA254	バンコク	成田国際空港	バンコク	上昇中、脚に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
6	3月8日	フェデラルエクスプレス	ボーイング式777F型	FDX9012	関西国際空港	インディアナポリス	関西国際空港	飛行中、機体の点検が必要となる強い揺れに遭遇したため、緊急事態を宣言の上、引き返した。
7	3月11日	琉球エアーコミューター	ボンバルディア式DHC-8-402型	RAC721	那覇空港	与那国空港	那覇空港	離陸直後、燃料給油の際に使用する操作盤のパネルが開いたことを示すライトが点灯したため引き返した。
8	3月12日	全日本空輸	ボーイング式737-800型	ANA527	大阪国際空港	熊本空港	大阪国際空港	離陸直後、主翼上の非常脱出扉が確実に閉じていないこと示す計器表示があったため引き返した。
9	3月12日	日本貨物航空	ボーイング式747-8F型	NCA254	バンコク	成田国際空港	バンコク	離陸直後、脚に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
10	3月12日	AIRDO	ボーイング式737-700型	ADO61	東京国際空港	帯広空港	東京国際空港	離陸直後、離陸形態でないことを知らせる警報が作動したため引き返した。
11	3月14日	日本航空	ボーイング式787-9型	JAL8011	ダラス	成田国際空港	ダラス	飛行中、操縦系統の一部（スポイラー）に不具合が発生したため引き返した。
12	3月14日	日本航空	ボーイング式737-800型	JAL277	東京国際空港	出雲空港	東京国際空港	上昇中、客室座席に備え付けられたUSBポートに繋がるハーネスから異臭が発生したため引き返した。	到着後の点検の結果、火災の痕跡は認められなかった。
13	3月15日	日本航空	ボーイング式787-9型	JAL8	成田国際空港	ボストン	ボストン	着陸後、地上走行中、ステアリングに不具合が発生したため、着陸した滑走路とは異なる滑走路付近の誘導路上で停止した。同滑走路が閉鎖され、当該機は牽引車により駐機場に移動した。
14	3月18日	ユナイテッド・パーセル・サービス	ボーイング式767-300型	UPS104	関西国際空港	上海（浦東）	関西国際空港	離陸直後、第1（左側）エンジンの抽気系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
15	3月20日	アイベックスエアラインズ	ボンバルディア式CL-600-2C10型	IBX18	仙台空港	福岡空港	福岡空港	飛行中、ステアリングに不具合が発生したことを示す計器表示があったものの、操作手順に従い消灯したため飛行を継続し、着陸後に滑走路上で停止した。当該機が牽引車により駐機場に移動を開始するまでの間、同滑走路が閉鎖された。
16	3月20日	スターフライヤー	エアバス式A320-214型	SFJ73	東京国際空港	北九州空港	東京国際空港	離陸直後、機体後方の貨物室扉が確実に閉じられていないことを示す計器表示があったため引き返した。
17	3月22日	アイベックスエアラインズ	ボンバルディア式CL-600-2C10型	IBX12	仙台空港	福岡空港	仙台空港	離陸直後、右主翼の防氷系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
18	3月23日	琉球エアーコミューター	ボンバルディア式DHC-8-402型	RAC867	那覇空港	南大東空港	那覇空港	上昇中、与圧系統に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。
19	3月25日	ANAウイングス	ボンバルディア式DHC-8-402型	ANA1839	中部国際空港	秋田空港	中部国際空港	飛行中、自動操縦装置が自動的に外れるとともに自動操縦装置の一部（ヨーダンパー及びフライトディレクター）に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
20	3月25日	全日本空輸	ボーイング式787-8型	ANA993	東京国際空港	那覇空港	東京国際空港	上昇中、機長席側の操縦室窓にひび割れが発生したため引き返した。
21	3月27日	全日本空輸	ボーイング式767-300F型	ANA8595	成田国際空港	マニラ	那覇空港	飛行中、第2（右側）エンジンの滑油フィルターのつまりを示す計器表示があったため、同エンジンを停止し、緊急事態を宣言の上、目的地を変更した。
22	3月29日	ジェットスター・ジャパン	エアバス式A320-232型	JJP207	成田国際空港	関西国際空港	成田国際空港	飛行中、第2（右側）エンジンの制御系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
23	3月29日	北海道エアシステム	ATR式42-500型	JAL2885	札幌飛行場	利尻空港	札幌飛行場	離陸後、脚上げ操作を実施したが、脚上げ位置でロックされていないことを示すライトの消灯が遅かったため引き返した。
24	3月30日	ポーラーエアカーゴ	ボーイング式747-8F型	PAC213	シンシナティ	成田国際空港	成田国際空港	飛行中、4つある油圧系統のうち1つの系統の作動油圧が低下したことを示す計器表示があったため、緊急事態を宣言の上、着陸後、同滑走路上で停止した。当該機を牽引車により駐機場に移動させるまでの間、同滑走路が閉鎖された。

注　：自社の乗員訓練や機体の試験等を実施中に発生したもの、鳥衝突、被雷等によるものは含まない。

注２：外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。

国土交通省航空局安全部安全政策課: 電話 :03-5253-8111（内線50122）

イレギュラー運航の発生状況（令和４年３月）

統計・データ

各種情報