航空：イレギュラー運航の発生状況（令和４年４月） - 国土交通省

イレギュラー運航の発生状況（令和４年４月）

（航空運送事業の用に供される航空機（最大離陸重量が5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの）

No.	発生日	運航者	航空機型式	便名	出発地	目的地	着陸地	概要	備考
1	4月8日	フェデラルエクスプレス	ボーイング式777F型	FDX9193	メンフィス	関西国際空港	関西国際空港	飛行中、左主脚のタイヤの空気圧が低下したことを示す計器表示があったため、緊急事態を宣言の上、着陸した。
2	4月13日	全日本空輸	ボーイング式767-300型	ANA8511	成田国際空港	香港	東京国際空港	飛行中、操縦室内の警報装置に不具合が発生したことを示す計器表示があったため目的地を変更した。
3	4月13日	北海道エアシステム	ATR式42-500型	JAL2721	札幌飛行場	女満別空港	札幌飛行場	離陸直後、各系統の状態に関する情報を処理する装置に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。
4	4月14日	日本航空	ボーイング式767-300型	JAL285	東京国際空港	出雲空港	東京国際空港	飛行中、電源系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
5	4月18日	全日本空輸	ボーイング式787-8型	ANA81	東京国際空港	新千歳空港	東京国際空港	離陸直後、第1（左側）エンジンの推力が指示した通りでないことを示す計器表示があったため引き返した。
6	4月19日	フジドリームエアラインズ	エンブラエル式ERJ170-200STD型	FDA207	松本空港	福岡空港	名古屋飛行場	飛行中、客室乗務員1名が体調不良となったため目的地を変更した。
7	4月19日	ジェイエア	エンブラエル式ERJ170-100STD型	JAL3792	徳之島空港	鹿児島空港	-	離陸のため地上走行中、3つある油圧系統のうち1つの油圧系統の作動油量及び圧力が低下したことを示す計器表示があったため、滑走路上で停止した。同滑走路において作動油の漏れが確認されたため、当該機を牽引車により駐機場に移動し、同滑走路の清掃作業が完了するまでの間、同滑走路が閉鎖された。
8	4月20日	ジェットスター・ジャパン	エアバス式A320-232型	JJP411	成田国際空港	高松空港	成田国際空港	上昇中、気象レーダーに不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
9	4月22日	カリッタ航空	ボーイング式777-F型	CKS256	中部国際空港	ロサンゼルス	中部国際空港	飛行中、3つある油圧系統のうち1つの系統の作動油量が低下したことを示す計器表示があったため、緊急事態を宣言の上引き返し、着陸後、滑走路上で停止した。同滑走路において作動油の漏れが確認されたため、当該機を牽引車により駐機場に移動し、同滑走路の清掃作業が完了するまでの間、同滑走路が閉鎖された。
10	4月23日	カリッタ航空	ボーイング式777-F型	CKS256	中部国際空港	ロサンゼルス	中部国際空港	飛行中、3つある油圧系統のうち1つの系統の作動油量が低下したことを示す計器表示があったため引き返した。着陸した滑走路において作動油の漏れが確認されたため、同滑走路の清掃作業が完了するまでの間、同滑走路が閉鎖された。
11	4月24日	シンガポール航空	エアバス式A350-941ULR型	SIA34	シンガポール	サンフランシスコ	東京国際空港	飛行中、化粧室の排水系統に不具合が発生したため目的地を変更した。
12	4月25日	ジェットスター・ジャパン	エアバス式A320-232型	JJP111	成田国際空港	新千歳空港	成田国際空港	離陸直後、自動操縦装置に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
13	4月26日	ジェットスター・ジャパン	エアバス式A320-232型	JJP306	那覇空港	成田国際空港	那覇空港	離陸し、脚上げ操作を実施したが、脚が確実に格納されていないことを示す計器表示があったため引き返した。
14	4月29日	日本航空	ボーイング式787-9型	JAL2	東京国際空港	サンフランシスコ	東京国際空港	離陸直後、副操縦士席側のワイパーに不具合が発生したため引き返した。

注　：自社の乗員訓練や機体の試験等を実施中に発生したもの、鳥衝突、被雷等によるものは含まない。

注２：外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。

国土交通省航空局安全部安全政策課: 電話 :03-5253-8111（内線50122）