
インドネシア国ジャカルタ特別州における「ジャカルタ下水道整備事業(第6区)下水処理場工事(以下、本事業)」(JICA円借款事業)を本邦企業が受注したので、お知らせします。
○本事業は、ジャカルタ特別州が策定した「ジャカルタ汚水管理マスタープラン」において優先事業としている中心部に位置する第6区において、下水処理場(処理能力47,500m3/日)を整備するものです。
○国土交通省では、平成25年にインドネシア国公共事業省との間で締結した社会資本整備分野に係る覚書に基づき、政府間会議・セミナーを開催し、本邦企業のインドネシア国における下水道事業への参入を支援してきました。
○こうした取組を受け、本事業では、本邦企業が得意とする担体添加型嫌気無酸素好気法(IFAS:Integrated Fixed Film Activated Sludge)、ニューマチック無人化ケーソン工法が設計に採用されており、日本の株式会社大林組とJFEエンジニアリング株式会社がインドネシア国企業と共同で、発注者であるインドネシア国公共事業省と契約締結に至ったものです。
○国土交通省は、今後も積極的に下水道技術の国際展開に取り組んで参ります。
【事業概要】
・工事名:ジャカルタ下水道整備事業(第6区)下水処理場建設工事(JICA円借款事業)
・対象地区:インドネシア国ジャカルタ特別州
・主な事業内容:下水処理場工事(処理能力47,500m3/日)
・発注者:インドネシア国公共事業省
・受注企業:株式会社大林組、JFEエンジニアリング株式会社、PT.WIJAYA KARYA(インドネシア国企業)、およびPT.JAYA KONSTRUKSI MANGGALA PRATAMA(インドネシア国企業)の共同企業体
・契約金額:約160億円
・工期:2026年2月~2029年6月(予定)