「水安全計画策定ガイドライン」について
平成20年5月
厚生労働省健康局水道課
水道水質管理室
今日、我が国における水道水は、水質基準を満足するよう、原水の水質に応じた水道システムを整備・管理することにより安全牲が確保されています。しかしながら、今なお、水道水へのさまざまなリスクが存在し、水質汚染事故や異臭味被害の発生も見られます。さらに、水道施設の老朽化や担当職員の減少・高齢化も進んできています。水道をとりまくこのような状況の中で、水道水の安全性を一層高め、今後とも国民が安心しておいしく飲める水道水を安定的に供給していくためには、水源から給水栓に至る統合的な水質管理を実現することが重要であり、水道ビジョン(平成16年6月)においても、統合的アプローチにより水道水質管理水準の向上を図るものとされているところです。
一方、WHO(世界保健機関)では、食品製造分野で確立されているHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)の考え方を導入し、水源から給水栓に至る各段階で危害評価と危害管理を行い、安全な水の供給を確実にする水道システムを構築する「水安全計画」(Water Safety Plan;WSP)を提唱しています。
厚生労働省においては、この水安全計画の策定を推奨することとし、今般、水安全計画策定のためのガイドラインをとりまとめました。
全国の水道事業者等が、このガイドラインを活用し、これまで以上に良質で安全な水道水の供給確保に努められることを期待するものです。
(表紙~18ページ(PDF:292KB)、 19~24ページ(PDF:876KB)、 25~55ページ(PDF:390KB)、 資料編(PDF:348KB)、 全体版(PDF:3,044KB))
本件に関するお問い合わせ先
厚生労働省健康局水道課
水道水質管理室
電話03-5253-1111 内線4033
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