給水用具の維持管理について
I趣旨
平成9年に、供給される水の安全性や水道施設を適正に維持するための必要最小限の基準として、「給水装置の構造及び材質の基準に関する省令」が定められました。
その後、国民の利便性の向上を目指した様々な給水用具が創意工夫され開発されております。しかしながら、これらの給水用具の中には、不適切な使用や維持管理に起因して、永年継続的に水の逆流等を防止できない可能性が懸念されるものもあります。
このため、厚生労働省では給水用具の維持管理方法を整理する業務を委託し、この度報告書が完成しました。
本報告書では、多様な給水用具が考案される中で、逆流防止に関する考え方を改めて整理するとともに、需要者の視点に立った給水用具の維持管理の仕組みを合わせて作成しています。
この報告書を活用することによって、水を仲立ちとした製造者(販売者)、第三者認証機関、工事事業者(主任技術者)、水道事業者、需要者、国がそれぞれの役割を再認識し、給水用具の信頼性向上、延いては水道水の安全確保に大いなる効果を発揮することを期待しています。
II報告書の特徴
(1) | 需要者の視点から作成されている。 |
(2) | 逆流防止に重点が置かれている。 |
(3) | 給水用具の維持管理を行うにあたり、製造者(販売者)、第三者認証機関、工事事業者(主任技術者)、水道事業者、需要者、国が担うそれぞれの役割を示している。 |
III入手方法
○ | 報告書 | ||
○ | 「給水用具の維持管理指針2004」((社)日本水道協会)
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