平成13年度観光の状況に関する年次報告
第5章 旅行の円滑化
第1節 ●旅行業等に係る施策
2 旅行業等における公正な競争の確保
旅行業等における公正な競争を確保し,一般消費者の適正な商品選択に資するため,「不当景品類及び不当表示防止法」(以下「景品表示法」という。)に基づいて,次のような施策を行った。
旅行業公正取引協議会に対し,「旅行業における景品類等の提供の制限に関する公正競争規約」及び「主催旅行の表示に関する公正競争規約」が適正に運用されるよう引き続き指導を行った。また,旅行業公正取引協議会は,一般消費者の意見を同協議会活動にいかすため,消費者モニター制度を導入し,新聞広告などの表示事例について意見聴取等の活動を行った。
観光土産品である半生うどんの包装において,実際には農林水産大臣賞を受賞していないのに,あたかも農林水産大臣賞を受賞したかのように表示していた販売業者に対し,不当表示であるとして,警告を行った。また,全国観光土産品公正取引協議会に対し,「観光土産品の表示に関する公正競争規約」が適正に運用されるよう引き続き指導を行うとともに,同協議会の認定マークの普及及び効果的なPR活動の推進を図った。
観光土産品における消費者の意見を把握するため,試買検査会を実施するとともに,全国観光土産品公正取引協議会において,各地方協議会ごとに審査会等を開催し,適正な表示及び包装がなされている観光土産品に対し,認定マークを交付した。
|
|
前(節)へ 次(節)へ