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平成13年度観光の状況に関する年次報告

第8章 観光基盤施設の整備

第1節 ●旅客輸送施設の整備

3 空港の整備


13年度も,第7次空港整備七箇年計画に基づき,次のとおり整備を行った。
新東京国際空港(成田空港)については,第1旅客ターミナルビル等の既存施設の能力増強に取り組むとともに,2002年初夏のサッカーワールドカップ大会開催に間に合うよう2,180mの暫定平行滑走路の工事を推進し,13年10月31日に工事が完成した。14年1月には施設の完成検査も合格したことから,所要の手続を経て14年4月18日より供用を開始する予定である。
東京国際空港(羽田空港)については,東旅客ターミナル整備を15年度末の供用開始をめざして推進した。
関西国際空港については,4,000mの平行滑走路等を整備する2期事業を推進するとともに,既存の施設の能力増強等を行った。
中部国際空港については,2005年(平成17年)3月の開港を目指し,護岸・埋立工事等の進捗を図るとともに,旅客ターミナルビル等の工事に着手した。
大阪国際空港については,エプロン新設等を行った。一般空港等については,滑走路の新設・延長事業として15空港の整備を行った。そのうち新規事業は美保飛行場,与那国空港である。その他60空港においてターミナル地域,基本施設,航空保安施設の改修・改良等を行った。
首都圏第3空港については,羽田空港の再拡張案が他の候補と比較して,既存ストックの活用,アクセス等の旅客利便等の観点から大きな優位性があるため,これを優先して推進することとされ,さらに13年8月の都市再生プロジェクト(第二次決定)においても,「国際化を視野に入れつつ東京国際空港(羽田空港)の再拡張に早急に着手し4本目の滑走路を整備する」こととされた。これらを受けて,羽田空港の再拡張について,東京湾における船舶航行や港湾機能の確保等の課題につき,関係者と鋭意調整を行った結果,13年12月,新たな滑走路は現B滑走路と平行に設けることを国土交通省として,決定した。
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