平成15年度観光の状況に関する年次報告
第1章 観光の現状
第3節 世界における観光の動向
2 アジア地域で期待される海外旅行者の増大
世界観光機関(WTO)は,平成12年,東アジア・太平洋地域の国際観光客到着数は平成12年から22年の間に年平均7.7%という大きな伸びを示して22年には1億9,500万人に達するという推計を発表した。ちなみに,欧州は,22年には5億2,700万人に達し,年平均伸び率3.0%で,米国は,年平均伸び率3.9%で1億9,000万人に達すると推計している。
表1-3-3 世界観光機関(WTO)による地域別外国人旅行者受入数の将来推計
このように,日本を含む東アジア・太平洋地域は,欧州と比べると実数ではまだ少ないが,これから急成長が期待される到着地ととらえられており,わが国にとっては,国際観光交流増進のチャンスとみることができる。
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