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平成17年度観光政策

第6章 観光に係る安全確保のための取組

第2節 旅行者の交通安全対策の推進

2 道路交通の安全対策


旅客自動車運送事業者に対し、引き続き輸送の安全確保に必要な運行管理の充実及び監査体制の強化を行うとともに、テロ対策の徹底を図る。
安全かつ円滑・快適な道路交通環境の整備を図るため、交通安全施設等の一層の整備に取り組む。都道府県公安委員会においては、交通官制センター、信号機等の高度化、信号灯器のLED化をはじめ、交通情報板、光ビーコン、高速走行抑止システム、公共車両優先システム(PTPS)等の整備を引き続き推進する。
特に、社会資本整備重点計画に即し、あんしん歩行エリアの整備、歩行空間のバリアフリー化の推進などの歩行者等の安全通行の確保や、事故危険箇所対策の推進、ハード・ソフト一体となった駐車対策の推進などの幹線道路等における交通の安全と円滑の確保、信号機の高度化、高度道路交通システム(ITS)の推進などIT化の推進による安全で快適な道路交通環境の実現を重点的に図る。また、自動車による旅行者の安全が図られるよう、行楽地を中心に、必要に応じた交通規制、交通整理及び交通指導取締りの強化に努める。
また、行楽期には、事前広報や臨時交通規制を実施するとともに、交通量の変動に対応した信号制御を行うほか、道路交通情報板や道路交通情報通信システム(VICS)等による交通渋滞情報等の提供により、う回を促すなどして、行楽車両の適切な配分誘導に努めるとともに、3メディア対応型VICS車載機の導入等を推進する。
さらに、高速自動車国道等においても、交通安全施設の整備など、事故防止に向けた交通安全対策を推進するとともに、付加車線の整備等による渋滞対策、道路交通情報提供施設の整備等、利用者サービスの向上を推進する。
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