韓国では、外国人旅行者の受入れを促進する取組の一環として、平成18年に、済州島に限定して、無査証制の大幅な拡大を行った。具体的には、世界180か国の国民に対して、無査証でも30日から90日までの滞在を認めることとしており、特に中国人旅行者が飛躍的に増えている。済州島を訪れる中国人観光客については、滞在期間が15日から90日までに拡大された結果、制度を拡大する前の平成17年においては3,821人に過ぎなかったが、平成20年には22,913人と約6倍に増加しており、済州島を訪れる無査証入国者のうち、約98%を中国人が占めることとなっている。韓国を訪れる中国人旅行者自体は、平成21年に134万人に達するなど、増加を続けている(平成21年の訪日中国人旅行者は100万人)。
表I-2-1-25 済州島の無査証入国中国人の統計
表I-2-1-26 訪韓中国観光客の現況
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