平成24年度 観光施策
第7章 国際観光の振興
第1節 外国人観光旅客の来訪の促進
3 外国人観光旅客の出入国に関する措置の改善、通訳案内サービスの向上その他の外国人観光旅客の受入れ体制の確保等
我が国の利益を害する惧がなく、入国管理上問題ないと判断できる外国人に対しては、ビザの取得容易化に努める。
訪日外国人に対する出入国審査手続に必要な通訳環境を整備するとともに、地方空港における出入国審査システムのオンライン化を拡充し、出入国審査の迅速化・円滑化のための体制強化を図る。
平成24年度は、訪日外国人旅行者の需要の多様化に的確に対応するため、通訳案内士以外の者による有償ガイド行為を可能とするための特例措置を規定した「総合特別区域法」の着実な実施を図るとともに、当該制度を利用した特区ガイドの効果を測るべく実態把握調査を実施する。一方、通訳案内士に対する専門性を高めるための研修等ガイドの質の向上に関する事業を行い、引き続き訪日外国人旅行者3,000万人時代の実現に向けて通訳案内士制度の充実を図る。
「新成長戦略」(平成22年6月18日閣議決定)に基づき、これまで、東アジア、ASEANの国・地域を最優先に首都圏空港を含めたオープンスカイの枠組みの構築を推進してきたところであり、今後、その対象をアジア、欧州をはじめとする世界の各国・地域へと拡大し、国際航空ネットワークの一層の拡充を図る。
(5) 農山漁村での外国人が快適に観光できる環境の整備 |
国際競争力の高い魅力ある観光地域の形成に向けた環境整備を図るため、食を始めとする豊かな地域資源を活かし、集落ぐるみの都市農村交流等を促進する取組を推進する中で、訪日外国人受入れや訪日教育旅行の受入れなどインバウンドの取組について支援する。
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