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第III部 平成25年度に講じようとする施策

第5章 国際競争力の高い魅力ある観光地域の形成

第3節 観光旅行者の来訪の促進に必要な交通施設の総合的な整備

3 国内の地域交通に係る施設の整備



  (1) 地域公共交通の活性化・再生

 観光分野との連携による地域鉄道の再生・活性化策の確立に向け、観光を活用した地域鉄道の活性化に係るモデル事業を実施する。また、道路と線路の双方を走行できる新しい車両であるDMV(デュアル・モード・ビークル)については、現在技術開発中であるが、地域公共交通の活性化や利便性向上に資するとともに、地域における観光の新たな魅力となることも期待されることから、その導入・普及方策について検討を進める。

  (2) 旅客ターミナルの整備

 離島をはじめとする各地域の玄関に相当する旅客船ターミナル等の施設を充実させるとともに、地域情報の提供や案内等のサービス機能の多様化・高度化を図る。

  (3) みなとに係る施設等の整備の推進

 港湾について、人流・物流の交流拠点としての機能に加え、周辺に運河や倉庫群が数多く残されていること、海に親水性のある港湾緑地が存在すること等の魅力を生かしつつ、港湾の施設整備などのハード施策やみなとオアシスの登録等のソフト施策により、美しい港湾空間の形成を図る。
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