前(節)へ   次(節)へ
第III部 平成25年度に講じようとする施策

第5章 国際競争力の高い魅力ある観光地域の形成

第3節 観光旅行者の来訪の促進に必要な交通施設の総合的な整備

2 国内の幹線交通に係る施設の整備



  (1) 空港の整備

 成田国際空港については、高度な管制システムを導入し、同時平行離着陸方式の効率的な運用、駐機場の増設のほか、平成26年度中の完成を目指すLCC専用ターミナルの整備を図ることなどにより、国内フィーダー路線の拡充を図る。
 羽田空港については、今後も国内拠点空港としての役割を果たしつつ、年間発着枠を拡大するための駐機場等の整備を行うとともに、既存施設の空港能力、利便性、安全性の向上を図る機能向上を実施することにより、国内航空ネットワークを拡充する。
 各地域の拠点的な空港等については、内外の広域的な交流拠点として必要な機能強化を図ることとし、処理能力の限界に近づきつつある那覇空港については、抜本的な空港能力向上のため、滑走路増設事業に新規着手する。

  (2) 高速道路の整備等

 高規格幹線道路をはじめとする幹線道路ネットワークの整備を促進し、観光旅行者の来訪の促進や利便性の向上を図る。なお、平成25年度には、近畿自動車道紀勢線(海山~紀伊長島)、中国横断自動車道尾道松江線(吉舎~三次東JCT)などの供用を予定している。
 また、既存の高速道路を有効活用し、地域経済の活性化や渋滞の軽減等に寄与することを目的とした「スマートインターチェンジ(ETC専用インターチェンジ)」を引き続き整備する。
前(節)へ   次(節)へ
All Rights Reserved, Copyright (C) 2003, Ministry of Land, Infrastructure and Transport