国土交通省メールマガジン

国土交通省メールマガジン 平成20年10月1日

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                                                  2008/10/01 第11号
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◆現場レポート  ※毎週水曜日掲載
○日本で最も東の島で海上交通の安全を守っています!
  ~ 東京からはるか1,950km「南鳥島」 ~ 
    (海上保安庁第三管区 千葉ロランセンター南鳥島ロランC局)
 南鳥島、英語名マーカス島、東京から南東に1,950Km、日本最東
端の島は周囲わずかに6km、三角おむすびの形をした平べったいサンゴ
礁の小島です。最も高い所でも8mしかありません。
 この島に、千葉ロランセンターが所管する北西太平洋ロランCチェーン
従局の南鳥島ロランC局があります。ロランCとは、長距離電波航法シス
テムの一つで、複数のロランC局(主局、従局)から送信される電波を受
信して船や飛行機が自分の位置を知ることができるシステムです。私達は
交代でこの南鳥島ロランC局を運用しております。ロランC局は200m
のアンテナを持つ大きな放送局を想像していただければ良いと思います。
 3週間に一度、滞在している職員の交代を行います。当庁の飛行機(Y
S-11)は滞在交代要員と3週間分の食料や業務用物資を満杯にして羽
田空港を飛び立ちます。羽田空港から硫黄島を経由して南鳥島まで8時間
余りの空の旅です。硫黄島を経由するのは飛行機の給油のためです。
 南鳥島の滑走路では、海上自衛隊の南鳥島航空派遣隊が飛行機の誘導や
給油のために迎えてくれます。そして約3週間滞在を続けてきた滞在班が、
満面の笑みで出迎えます。待ちに待った交代の日が来たので自然と笑顔に
なってしまうのです。
 食料や業務用資材などをフォークリフトなどを使って飛行機から忙しく
下ろします。それが終わると全体の業務の引き継ぎを行い、次にパートご
との引き継ぎと忙しい時が続きます。飛行機はこの日南鳥島にとどまりま
す。翌日早朝、飛行機が前任の滞在班を乗せて飛び立ちますと、南鳥島の
住民は、私達海上保安庁の南鳥島ロランC局滞在班、海上自衛隊の南鳥島
航空派遣隊、気象庁の南鳥島気象観測所の職員だけとなります。
 島の生活で、「命の綱」は電気と水です。電気も水も自分達で作ります。
大型の発動発電機が24時間フル稼働しています。水は海水の淡水化装置
で作ります。メンテナンスも自分達で行います。ライフラインの維持管理
ばかりではありません。できることは何でもします。車両の整備、空調機
のガス補給から故障の修繕、土木作業に施設の手入れ、アリの駆除までetc。
 そして、本来の業務のロランC局の機器の保守も行いますし、運用のた
め夜勤も行います。なかなか忙しいものがあります。ただし、食事は専門
の調理人さんが様々に工夫して提供してくれます。島ではなによりの楽し
みが食事かもしれません。
 これからも、海上交通の安全・安心のために頑張っていきます。

◆新着情報[10月1日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○「観光庁シンボルマーク」について
 http://www.mlit.go.jp/report/press/kanko01_hh_000010.html
○大阪市浪速区の個室ビデオ店における火災とその対応について
 http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000047.html
○「第3回航空物流に関する懇談会の開催について」
  http://www.mlit.go.jp/report/press/cab04_hh_000012.html
○第3回「局地的な大雨に対する下水道管渠内工事等安全対策検討委員会」
 の開催について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/city13_hh_000034.html
○平成19年度乗合バス事業の収支状況について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000020.html
○平成20年度 営繕工事の発注の見通しの公表について(★用語解説)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/eizen02_hh_000009.html
○平成20年度 建設コンサルタント業務等の発注の見通しの公表について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/eizen02_hh_000010.html
○国土審議会水資源開発分科会調査企画部会「総合水資源管理について(中間
 とりまとめ)」を公表します。合わせて、国民の皆様からご意見を募集します。
  http://www.mlit.go.jp/report/press/water01_hh_000020.html
○鉄道分野における「平成20年度 標準化活動貢献者表彰」について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo07_hh_000006.html
○第20回「住生活月間」における功労者表彰について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house01_hh_000006.html
○地域の建設業の実情に関する緊急実態調査の結果について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo14_hh_000033.html
【人事異動】
○国土交通省人事異動(平成20年10月1日付)
  http://www.mlit.go.jp/about/h20jinji.html
【事務次官会見】
○春田事務次官会見要旨(9月25日)
  http://www.mlit.go.jp/report/interview/jikan080925.html
◆用語解説
○官庁営繕
  「営繕」とは、建築物の建築や修繕のことをいいます。
 国土交通本省には「大臣官房官庁営繕部」という部署があり国の事務を
行うための建物(霞が関の中央官庁施設、法務局、税務署、ハローワーク、
迎賓館、国会図書館など)の整備・活用を担当しています。
 官庁営繕部では、人にやさしく、安全・安心な官庁施設への取組として
建物のバリアフリー化や耐震化を行い、地球環境に配慮した「グリーン庁
舎」の整備も積極的に進めるとともに、既存の官庁施設の有効活用や保全
の指導など様々な取り組みも行っています。

◆政府広報番組のご案内
○峰竜太のナッ得!ニッポン
                   (10月3日(金)BS朝日 21:30~22:00 放送)
 日本の住宅が量から質へと大きな転換点にある現在、多様化したライフ
スタイルや家族形態のニーズにあったつくり、世帯や世代を超えて長く大
切に使うという新たな考え方へと取り組みが始まっています。「集合住宅
のあゆみ」の映像と共に、住生活の変移をお伝えし、10月の「住生活月間」
に関する各種イベント開催などをご紹介いたします。

◆行事案内
○浄化槽の日(10月1日)
  毎年10月1日は「浄化槽の日」です。浄化槽に関する諸制度を整備した「浄
化槽法」が、昭和60年10月1日に施行されたのを記念して設けられました。
 「浄化槽の日」を中心に、浄化槽法の周知徹底と、より良い浄化槽、特に
水質汚濁の原因である生活雑排水を併せて処理する合併処理浄化槽の普及
促進を図ることを目的に、「浄化槽の日」実行委員会主催の全国浄化槽
大会等の中央行事の他、全国各地で浄化槽関連行事が行われます。
 全国浄化槽団体連合会 http://www.zenjohren.or.jp/

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