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2009/ 4/ 8第134号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・国土交通省人事異動
2現場レポート
「海は君を待っている!」
3政府広報番組のご案内
・「住宅税制に大幅な優遇策!」(4月10日放送)
4募集してます
・パブリックコメント(意見公募)
◆現場レポート
○海は君を待っている! ~ 海事副教材で大学教授が中学生に講義 ~
(神戸運輸監理部 海事振興部船員労政課)
若年船員の確保対策、船員の育成対策に取り組んでる、神戸市、国土交通省、
海事関係教育機関、海事関係事業者で構成する「神戸海事地域人材確保連携協
議会」では、地元の中学生を対象に、同協議会が発行した海事関係の仕事を紹
介する副教材「海とみなとが仕事の舞台 神戸港」を使って進路ガイダンス授
業を実施しています。
今年1月29日に神戸市立歌敷山中学校、2月3日に兵庫県太子町立太子東
中学校の2年生全員を対象に授業を行いましたが、それぞれ217人、157
人の合わせて374人の生徒さんが授業を受けました。
授業は、同協議会会長でもある神戸大学大学院海事科学研究科の石田憲治教
授が共に受け持ち、イラストなどを使ったわかりやすい授業が行われました。
最初の歌敷山中学校の授業では、石田教授が、自らの船員としての体験に触
れながら、大型タンカーは船価100億円、積荷100億円という財産をたっ
た30人の船員で運ぶという責任・やりがいの大きさ、日本は身近な生活物資
の多くを輸入に頼り、その大半を海上輸送が担っていることなどについて語っ
た上で、副教材の内容を詳細に説明し、海洋立国日本にとっての海運、港湾の
果たす役割の重要性を明らかにしていきました。
続く太子東中学校でも同様の授業が行われ、「世界中で船舶は何隻あるの」
「日本に女性の船員は何人くらいいるの」などの質問に、「世界中には20万
隻くらいあるのではないか」「海外をまわる外航では10人程度、国内で動く
内航では300人くらい」と丁寧に答えていました。
昨年12月には、この副教材を使って「みなと学習会」が開催されましたが、
今回のガイダンス授業はこれに続くもので、事後アンケートでは「航海士にな
りたくなりました」との感想も寄せられました。このような取り組みを通して、
1人でも多くの生徒さんが海事関係の仕事に関心を持ち、目指してくれること
を願っています。