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2009/ 4/16 第140号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・大臣会見要旨(4月14日付)
・人事異動(4月16日付)
2政策クローズアップ
新たな社会的意義を踏まえた再生水利用を促進します
◆政策クローズアップ
○新たな社会的意義を踏まえた再生水利用を促進します
国土交通省では、下水処理水を再生水として利用することが、公益の増進、
社会貢献に繋がるとの認識の下で、再生水利用者や水供給主体、市民、下水
道事業者などの各主体の視点に立って、「下水処理水の再利用のあり方を考
える懇談会」を設置・開催し、このたび、報告書「新たな社会的意義を踏ま
えた再生水利用の促進に向けて」をとりまとめました。
下水処理水の再利用は、これまでも都市部において喪失したうるおいを回
復するための環境用水や、渇水に悩む地域において雑用水の供給という形で
行われてきました。せせらぎの復活など都市のうるおいづくりへのニーズは
依然高く、また、渇水リスクについては、地球温暖化によって更に高まると
懸念されています。さらに近年では、地震等の災害時の防火・防災用水や、
復旧・復興を支えるための水、地球温暖化防止に寄与する地域冷暖房やヒー
トアイランド対策としての散水のための温冷熱エネルギーを有する水として
の期待も高まっています。併せて、水処理技術の進歩が、下水処理水の再利
用の可能性を更に高めつつあります。
このような背景を踏まえ、平成19年2月から平成21年2月まで計6回
にわたり同懇談会を開催し、そこでの議論及び平成21年2月21日から
3月19日までの意見募集の結果を踏まえ、報告書をとりまとめたものです。
報告書では、再生水利用に関する社会的意義・効果、利用促進のための課
題・対応、今後の施策の方向性等について整理しており、再生水利用に関す
る施策を推進する際に留意すべき5つの視点を以下のとおり示しました。
視点1 水・物質循環系の健全化やまちづくりにおける再生水利用の明確化
視点2 再生水利用に関わる情報の共有化と積極的な情報発信
視点3 利用用途に応じた水質基準の整備と新技術に関わる評価手法の整備
視点4 民間等との協働による再生水供給の推進
視点5 エネルギーの媒体としての再生水の有効活用
これらの5つの視点を受け、今後は、関係部局と連携しつつ、サテライト
処理システムによるモデル的な再生水供給への支援や、災害時の再生水の積
極的活用への支援、再生水を活用した都市の水辺整備への支援、地下水等そ
の他の水源と組み合わせた再生水の活用への支援といった、モデル的な取組
への支援を通して、新たな社会的意義を踏まえつつ再生水利用を促進して参
ります。皆さんの身近な水辺を再生するための水源として、近くの下水処理
場の処理水の活用について考えてみませんか。
報告書全文や関係資料については、国土交通省ホームページに掲載してお
りますので、ご参照ください。(全6回の懇談会における配布資料、議事要
旨等についても掲載しております。)
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