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2009/ 5/11 第153号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・大臣会見要旨(4月28日付)
・人事異動(5月11日付)
2国土交通セミナー
公共交通の「快適性・安心性評価指標」とは?
3募集してます
・職場体験実習生(インターンシップ)公募のお知らせ
◆国土交通セミナー
○公共交通の「快適性・安心性評価指標」とは?
鉄道やバスなどの公共交通に対するニーズは、主に「利便性(運転頻度
の向上など)」「速達性(速さ)」「経済性(安さ)」「安全性(無事故など)」
「快適性(様々な体感など)」「安心性(人的対応の充実など)」からなり、
このうち「快適性」「安心性」については、利用者の新たなニーズが生じ
続けている一方、対応は比較的遅れており、今後ますます重要になると考
えられました。そのため、国土交通省では、平成14年度に「公共交通の
『快適性・安心性』」向上方策の検討」と題した調査研究を行い、「快適
性・安心性」向上のための課題の整理やモニター調査により、49の評価
指標を抽出し、提案を行いました。
そのうち、優先的に取り組むものとして計測している指標は、「ピーク
時混雑率」「段差解消率」「ノンステップバス導入率」「車内快適指標」
「ホームでの情報のわかりやすさ」「駅構内での情報のわかりやすさ」
「車内での情報のわかりやすさ」「駅員への連絡のしやすさ」「車内での
連絡のしやすさ」の9つです。それぞれの指標の定義・計測方法等につい
ては、プレス発表資料に記載していますのでご参照ください。
本指標は、首都圏の主な鉄道・バス事業者の協力を得て、それぞれの主
な路線ごとに計測し、平成15年度末の数字から公表しており、今回、
平成19年度末の数値の計測・公表を行ったことで、5カ年分の数値が出
揃いました。
快適性・安心性を確保するためには、さまざまな取り組みが考えられま
すが、そのうちのどの分野に重点的・集中的に投資するかは、各事業者が、
それぞれの判断で実施しています。したがって、本指標は、同一指標の
事業者間比較ではなく、それぞれの投資実績の推移をわかりやすく示すこ
とを目的としています。事業者・路線ごとの各指標の計測結果を見ること
で、この5年間に、それぞれの事業者が、どのような分野に投資すること
で、快適性・安心性の向上に努めてきたかがお分かりいただけると思いま
す。
また、これまでは、首都圏の鉄道・バス事業者について計測を行ってき
ましたが、今後、首都圏以外の地域への計測対象範囲の拡大について検討
を進めてまいります。