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2009/ 5/22 第162号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・人事異動(5月22日付)
2募集してます
・パブリックコメント(意見公募)
3編集長だより
「海上保安レポート」
◆編集長だより
○「海上保安レポート」 広報課長 渋谷 和久
先週になりますが、5月12日は「海上保安の日」。海上保安庁は昭和23
年に発足し、その年の5月12日に初代長官の手により庁旗が掲揚されたとい
うことです。今年、61回目の海上保安の日を迎え、式典には歴代の運輸大臣
・国土交通大臣や各国大使館の要人など、大勢の方々が来られていました。
日本の領海と排他的経済水域は約447万km2と、世界第6位の広さです。
海岸線の長さも、約3万5千kmと、これも世界第6位。地球一周の88%に
あたる長さです。このような広大な海域に囲まれた我が国にあって、海洋にお
ける治安の確保、海難救助、海上防災、海洋環境保全、海上交通の安全確保な
どの重要な任務に、巡視船艇・航空機などを使って、昼夜を問わず活動してい
るのが、海上保安庁(ジャパン・コーストガード)です。国土交通省の外局の
1つで、全国各地の部署で1万2千人を超える海上保安官が活躍しています。
海上保安官を主人公とした「海猿」は映画やドラマになりました。訓練風景
のロケ地として有名になった呉市の「200階段」、私も実際に行ってみまし
たが、いやはや・・・ここをボンベを抱えて駆け上がる訓練をする海猿たちに
は、とても頭が下がります。以前、保安庁の羽田特殊救難隊長が、「海猿」の
作者小森陽一さんらと対談した際に、「助けたい、という気持ちは人の本能で、
救助に携わることを誇りに思う」と語っていました。「海猿」魂に触れた思い
がしました。
さて、毎年「海上保安の日」に、「海上保安レポート」が発行されます。こ
れは海上保安庁の公式な年次報告書ですが、あえて「白書」とせずに「レポー
ト」としているとおり、カラフルな写真や図を多く使い、業務内容がわかりや
すく紹介されています。
「海上保安レポート2009」では、「特集1」で海上交通安全施策を紹介してい
ます。船舶自動識別装置(AIS)を使った最新鋭の航行支援システムなどにつ
いて解説されています。面白いのは、のり網などの漁具に船が乗りあげる事故
を防止するために、四日市海上保安部が考案したレーダー反射器。何を材料に
していると思いますか?何と空き缶だそうです。名付けて「みえなア缶」。現
場の保安官の知恵ですね。
このほか、「特集3」では、海賊対策をとりあげています。海上保安庁が今ま
で東南アジア周辺海域において取り組んできた海賊対策と、最新の話題である
ソマリア沖・アデン湾における新たな海賊対策について紹介しています。