MLIT mail magazine◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
2009/6/1 第168号
国土交通省メールマガジン(MLITメルマガ)のご利用ありがとうございます!
MLITメルマガでは、新着の報道発表資料のほか、皆さまの生活に役立つ
情報などを盛り込んでお届けします。是非ご覧ください!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇MLIT mail magazine
◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
2国土交通セミナー
さまざまな生き物がすむ河川
~平成19年度「河川水辺の国勢調査」結果について~
3お知らせ
・6月1日は「景観の日」、6月は「まちづくり月間」です。
・審議会議事録等の掲載情報
◆国土交通セミナー
○さまざまな生き物がすむ河川
~平成19年度「河川水辺の国勢調査」結果について~
河川には、多くの生物が生息しています。国土交通省では、河川環境の整備
と保全を適切に進めるため、河川に生息している生物を把握することを目的と
して、定期的に「河川水辺の国勢調査」を実施しています。
本調査は、平成2年度から5年を1巡として実施してきました。平成19年
度においては、一級水系102水系(117河川)と二級水系10水系(10
河川)、管理中の97ダムについて調査を実施し、先頃、調査結果を公表しま
した。
主な調査結果は、以下のとおりです。
・外来生物がこれまでの調査に引き続き多くの河川・ダムで定着していること
がわかりました。国土交通大臣が防除の主務大臣等となっている特定外来生物
であるオオキンケイギク(北米原産のキク科の多年生草本)は、観賞用や緑化用
として1880年代に導入されたものですが、今回の植物調査対象の河川・ダムの
うち、約8割で確認されました。
・今回17種の外来植物を新たに確認し、そのうち12種が園芸植物でした。
園芸目的で栽培されていたものが人為的な影響により河川空間に侵入したもの
と考えられ、在来の貴重な生態系を維持するためにも、地域固有の生態系への
配慮について、注意が必要です。
・ツマグロヒョウモン(南方系のチョウ)の北限が、1巡目調査(平成2~7
年度)、2巡目調査(平成8~12年度)、3巡目調査(平成13~17年度)
と段階的に北上し、今回調査(平成19年度)においても、北陸地方の関川で
確認されたことにより、北陸地方での定着を裏付ける結果となりました。近年
の地球温暖化に伴い、分布域を拡大していると考えられ、今後も注視していく
必要があります。
◆お知らせ
○6月1日は「景観の日」、6月は「まちづくり月間」です
「景観の日」は、景観法の全面施行日である平成17年6月1日、「日本の
景観を良くする国民大会」において、「毎年6月1日を景観の日とすることを
提唱するとともに、今後、引き続き美しく風格ある景観づくりを国民運動とし
て推進する。」などの大会決議がなされたことなどを受け、平成18年4月に
制定されました。
また、「まちづくり月間」は、住民の積極的な参画のもとに創意と工夫を活
かしたまちづくりの推進を目的に、昭和58年度から都道府県、市町村、関連
団体の協力を得て、さまざまな広報活動や行事の開催など、まちづくりに関す
る啓発活動を幅広く実施しています。
「景観の日」の今日、東京では「日本の景観とまちづくりを考える全国大会」
が開催され、都市景観大賞「美しいまちなみ賞」(
http://www.mlit.go.jp/report/press/city10_hh_000031.html )
の表彰式などが行われました。